六月のお題
いつかまた
楽しい時間はあっという間に過ぎてゆく。
それが特別な体験なら尚更のこと。
例えばそれは旅行だったり、
憧れのアーティストのライブだったり。
それらは特別な時間と物語を生み、
思い出として刻まれる。
「いつかまた」
そうして未来へ向かう希望を得て、
僕等は日常へ戻ってゆくのだ。
始まりがあれば終わりがある。
誰もがそれを分かっているけれど、
決して口には出せずにいた。
ただこの瞬間を楽しむため、
全てを忘れて夢中になった。
この気持ちと時間を小瓶に詰めて、
いつまでも保存しておくことが
出来たらいいのに。
心の中の大切な部屋へ、
ひとつずつ丁寧に並べるんだ。
きっとそこは、
恋人も知らない特別な部屋。
そこには、あなただけの物語がある。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます