東南アジア日記

ヨーロッパのほうがいい！

11/17　　ルアンパバーン→ヴィエンチャン　

　バスが早朝に出発するので早く起きる。目覚まし時計がなくても起きようと思えば起きれるのは、都合のよい意志のおかげだろう。出発の準備は終えているので、歯を磨いて出発する。

　チェックアウトを済ませ、待ち合わせのツーリストへむかって歩いていると、GHの青年がバイクに乗ってやってくる。どうやら一日目の料金を取りにきたらしい。払ったか覚えていないのでGHに戻り支払う。

　店の前でトゥクトゥクの兄ちゃんと話していると、タバコをくれる。うーん、まずい、だけど良い気分だ。曇っていて涼しい。朝もやがかかっている。ルアンパバーンは静かで良いところだ。トゥクトゥクに乗りバス乗り場へ向かう。

　バスに乗りヴィエンチャンへ出発する。ゲリが心配だ。

　最初の３時間は凍えそうなクーラーで気分がすぐれない。上着を持っていたからまだましだが、隣に座っているイギリス人女性は半そでで死にそうに震えている。本を読んでいると軽く酔う。

　途中の休憩場でメシを食べてから２服だけいれる。復活！　体調が急に良くなる。

　バスの中でワーホリのことを考えていたらフランスへ行きたくなる。オーストラリア帰りの日本人にたくさん会い、話を聞くうちになぜか行く気が失せてくる。

まず、オーストラリア帰りの日本人はださい！　オーストラリアでピッキングという畑仕事を三ヶ月以上続けるとワーホリが一年延長できるらしく、日本人がやっきになって働いているらしい。オージーは農場では働かず、働いているのは主に日本人と韓国人らしい。

　まだ一度も行っていないが、二年も必要があるのか。自分には必要ない。日本人がいるのはうれしいが、多くの人がタイ、ラオスで会ったような人ばかりだったら、、、　行けばたぶん楽しい。しかし、かっこいいのはフランスだ。

　フランス語で言葉は通じないだろう。働く場所はよくわからない。住む場所もわからず、ほとんど情報がない。なかなかワーホリビザはおりないらしい。行けばオーストラリアよりもたぶんつらい。本当につらそうだ。オーストラリアは楽で楽しい。フランスは苦で楽しい。かっこいいのは？　フランス！　フランスに行きたい！　どうせ行くならヨーロッパのほうがいい。

　思ったよりも早くヴィエンチャンに到着し、すぐに宿を決める。バス停へ行き、明日の時刻表と乗り場をみる。帰りに楽器屋があるので寄ってみると、あった！　探していたメトロノーム、しかし、値段が３０ドル前後でとてもじゃないけど買えない。

　ネットカフェに行き、ワーホリの話をペグちゃんにメールで伝えると、あきれてどうでもいいようすだ。てっきり喜んでもらえると思い込んでいたので、ネガティブな反応に少しむっとしてしまう。メールはそっけなく、返事が返ってこなくなったのでネットカフェをでる。

　予想外の反応を気にしてしまい、不信感が強くなり、ひとりで妄想につっぱしる。「なんで！」そんな気持ちで一杯だ。

　メシを食い、メコン川沿いでぶりる。満月に近い月がぽつんと空にうかんでいる。雲はなく、目の前はメコン川だ。完全にとばされて、自分が海外にいる実感をする。くだらないことを悩んでいると思い、気分にひたる。屋台で食べ物をつまみ宿へ戻る。

　ぶりって寝ようとするが眠れずにジャンベをたたく。

　今日の反省。くだらないことを気にして、そっけないメールを入れた自分が悪い。すぐにかーっとなって、思い込みをしてしまうのは自分の悪い癖だ。ペグちゃんが好きなのでうまくやっていく。ごめんなさい！