宇宙との交信

作者 三谷 朱花

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★★★ Excellent!!!

買ってもらったばかりのスマホに届いた謎のメール。
「M1の会合にいく?」というだけの内容で、当然意味不明。受信者である“みはる”がまちがいメールだと返信すると、返ってきたのは“宇宙人”からの謝罪メールだった。

そこからふたりのメールによる交信が開始するんですけど、この作品、「距離」っていう要素を実にうまく魅せてくれるんです。

顔も知らない、どこにいるかもわからない、でも確かに繋がっていて、だからこそみはるさんは現実世界では口にできないことを吐露できる……そんな関係が続くのかな? と思わせておいて、みはるさんは宇宙人さんを一方的に発見しちゃうんですよ! さらには遭遇しちゃったりも。

光年単位だったはずの距離を一気に越えて、手を伸ばせば届く距離に現れてしまう宇宙人さん! いや、とにかくふたりの距離感が気になってたまらないわけです!

恋愛ものとしても、キャラクター小説としても、思いっきりおすすめの一作です。

(心の脇腹を抉る 3選/文=髙橋 剛)

★★★ Excellent!!!

恋愛タグ物はあまり読みませんが、こういう恋愛はなかなか面白くて好きです(笑)

最初から、 誰が誰かわかってたんじゃないかなって思って後からニヤニヤします。

すぐに誰かを特定できてしまう現代、メールはあまり活用されず、迷惑メールはゴミ箱へポイ捨てされる。そりゃ、迷惑メールに返信したら個人情報流出ですけど……。

でも、誰だかわからない相手と意味もなく不定期にやり取りできるのも素敵だし、私たちもそういう優しさを思い出したいです(苦笑)

癒されるのですごく読んでほしいです。