誰もホラー映画を観てくれないので、殺人鬼を幼女化して解説する

作者 因幡雄介

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★★★ Excellent!!!

わたしはあることに気づいた。
どうして今まで気づかなかったのだろう。
それは、例えば朝起きて歯を磨くのを忘れたぐらい、簡単にわかることだったと思うのに。
ホラー映画って今まで見たことがない。
あえていうなら、パラノーマル・アクティビティを見たことがあるけれど、あれをホラー映画と言っていいのかはわからない。
しかし、とにかくわたしは、ホラー映画たりえる——きっと誰もがホラー映画だと思うであろう映画——を見たことがなかった。

そんなとき、わたしは先生に出会った。
担任の因幡雄介先生はこのカクヨムで、常にクラス中の人気を一心に集めるハリーポッターやイーサン・ハント、ラングトン教授、アベンジャーズ、ジブリくんたちだけではなく、休み時間に手をずっと洗い続けていたり、昼休みはトイレでお弁当を食べるホラー映画さんを、気遣ってくれていた。

彼女はその陰惨な性格ゆえ、みんなから理解されることはなかったのだが、先生のユーモアあふれるわかりやすい紹介のおかげで、わたしは彼女を、ホラー映画さんと友達になってみようと思ったのであった。