ラベンダーさんとオレンジくん

作者 ルー・ベルナール

72

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★★★ Excellent!!!

児童向け、植物の精霊ときてピンと来たのは、やさいのようせい。
きっと、その先入観は裏切られることでしょう。
作者のセンスと知識に裏付けられた風刺や、ウィットに富んだジョークが十分に大人も楽しませてくれます。

それぞれ元になっている植物の特徴を生かした、個性あるキャラクター達も魅力的で読んでいて全く飽きがありません。
若い(それでも200年)精霊のオレンジ君の語りが、一歩間違うと重いストーリーを柑橘系の清涼な香りの如く心地好いリズムで流してくれます。
特に植物精霊界のスラングが秀逸だと思いました。

作者のセンスが光るこの作品、一読することをお勧めします!

★★ Very Good!!

ノージンジャー!
作中のみでのスラングですが、お気に入りです。普段使いしたいくらい!スラングもさることながら、世界観と主人公の語り、散りばめられる知識が絶妙にマッチしておりました。
当方、正直ファンタジーは苦手なのですが、本作は十分に楽しめました。
ハイセンス!このセンスを伝えるのは、語り部のオレンジ以外には出来ません。是非ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

 その独特な世界観もさることながら、読みやすい文章、海外の作品のようなジョークなどがとても面白いです。
 植物の精霊達が繰り出す物語。主人公は大切な人を助けることができるのか⁉︎
 童話と聞いていたのですが、大人でも十分楽しめます。(むしろ大人の方が楽しめそう)

ぜひ読んでみて下さい‼︎

★★★ Excellent!!!

ウィットとエスプリとハーブをカクテルした華麗なアロマ。
とでもいうべき、素晴らしく独特な軽妙洒脱さ。
絵本めいたタイトルと、児童向けというタグでありながら、真の子供向け作品は子供騙しでは断じてない、大人の鑑賞にも堪えるものだという言葉を体現する作品だ。
独自の用語、現実と重なりあうファンタジー世界の構築ぶりはさながらハードボイルドなハリーポッターとでもいうべきか。
植物の精霊だからこその表現や、ギリシャ神話を元にした衒学、第一次大戦のドイツにおける豚の大量屠殺等の歴史知識も踏まえた設定の妙。
主人公の性格もタフと皮肉と自由さが程よくバランスが取れている。こいつぁ面白い作品だ!……作者の情報調べてみたがなんてこった、ラベンダーさんシリーズ他にもあるのか!結構全部読むのは大変そうだが、こいつは、気になってしまうね!

★★★ Excellent!!!

言い回し。使われる単語。演出。構成。ストーリーの運び方。
どれもラノベや他の小説で見かけない作りなんですよね。
だから、この作品をラノベと呼んでいいのか、ちょっと躊躇ってしまう。(笑)

だってね。ラノベにしては、かなりセンスがあって、毛色が違うんですよ。

例えるなら、邦画と洋画。

更に例えるなら、ハリウッドで日本人を起用したとしよう。
同一人物を日本の映画とハリウッドの映画で観た時って、別物でしょう?

その時に感じる奇妙な何かが、この作品にはあるんですよね。
読んでる時にお見掛けする知識も、バリバリ洋風のもので。
日本っぽさがないんですよ。いや、日本の話じゃないから、当たり前なんだろうけど。

ともあれ、皆さんも一度、ご覧になってください。
僕の伝えたい感覚がご理解できると思います。

★★★ Excellent!!!

主人公の人間社会への皮肉たっぷりな語り口が独特で、大人を対象に
したと思われれる、カクヨム作品っぽさを感じさせない風刺作品です。
カクヨムではあまり見ない作品だからこそ、このような作品にもスポットが
当たってもいいのではないかと、思わざるを得ません。
異世界転生や転移はもう飽き飽きしてる人には新鮮な魅力が詰まってます。