第12話 8.呪術世界。


 8色め:赤色の世界が表すモノのは『自己犠牲』『嫉妬』『情熱』だ


 赤と言えば『巫女装束』。


 巫女装束言えば『神道』。


 神道言えば『梓弓あずさゆみ』だ。


 梓弓とは、神道の退魔儀式において用いられる『弓』の一種。

 1.古くは神事や『出産』などの際の『魔除け』に鳴らす弓として使用された。

 2.破魔の弓、破魔の矢。


 梓巫女(あずさみこ)とは、特定の神社に属せずに各地を渡り歩いて託宣や呪術を行っていた巫女。

 1.歩き巫女。


 ハニエルとは『神の栄光』を意味し、『愛』と『美』を司る優雅な天使だ。 

 

 サマエルとは、謀叛をを起こした『原初の天使』の一人で、『創世記』の誘惑する蛇だ。


 エウリュトスの弓

 ・オイカリアの王にして伝説的な『弓の名手』。

 ・ヘラクレスにも弓を教えたほどの『名人』であった。

 ・ホメロスの『オデュッセイア』によれば、自分の弓術を自慢し『アポロン神』に挑戦したため、アポロンの矢を受けて殺されてしまう。

 ・彼の遺品となった『強弓』は、その息子『イピトス』からオデッセウスに贈られた。

 ・オデュッセウスは、イピトスに『剣』と『槍』を贈った。

 ・オデュッセウスの妻『ペネロペイア』は、この弓を求婚者の前に出し、弓にげんを張って引けた者の妻となると宣言する。

 ・アテネがそうせよと『命じ』たからである。

 ・求婚者たちは誰一人、弦を張ることすらできなかった。

 ・そこに本物のオデュッセウスが現れ、事もなげに弓に弦を張ると、妻への球根者を全て殺戮した。


 関連用語:ヘラクレス。ケイロン。ケンタウロス。


 愛の形は、親愛、友愛、性愛、恋愛、師弟愛など、さまざまな形ある。

 またアイデンティティと書いて『プシュケー』と読む。

 まあ『自我』と置き換えてもいい。

 つまり『魂のあり方』だ。

 また、キリスト教の天使と混同され『ラッパ』が登場することもしばしばあるが、キューピッドの元は、ギリシア神話の『愛欲のエロース』ことだ。

 キリスト教の天使は、『フラ○ダ○スの犬』の最終回で天から降りてきて、ネロとパトラッシュを天国へ連れていった『真っ白な翼の生えた女性(アークエンジュルズ)』を差す言葉だ。


 また人間には同名のモノが大勢いるが、タルムードによれば、天使には同名の者が存在しないとか?


 第一エノク書(旧約聖書)を見ると、天使であったグリゴリたちが人間の女性と交わって、子どもを『産ませ』ていることから、天使にも『生殖能力』があり、しかも男性としての性交するこがわかった。


 天使を意味する語『エンジュル』の直接的な語源は、ギリシア語の『アンゲロス(単体形)』であるが、これはサンスクリット語の『アンギラス』とも繋がる。

 ゴ○ラの相棒では、ありません。

 天使の元になったインドの神仙。

 彼らは呪詛の『技』に優れた『神官の一族』であったらしい。

 一族に伝えられた呪法『アタルヴァ・ヴェーダ』とか? なんとか言ったかな。

 医学に関する記述も多く。

 古代インドの医学書であるだけでなく。

 現存する『世界最古の医学書』と目され、古代ギリシアや古代中国の医学にも影響を与えていると考えられているな。

 特定の神に仕えない祭司族であったが、それが転じて『神の使い』となり、最終的には、神でも人間でもない『特殊』な存在とされたみたいだな。


 天使階級を一般企業に置き換えみた。


 参照文献:西洋魔物図鑑 著者:江口之隆えぐち これたか


 織天使=取締役顧問。


 智天使=専務。


 座天使=秘書室長。 


 主天使=部長 


 力天使=課長


 能天使=係長


 権天使=係長補佐


 大天使=主任


 天使=平社員


 また、アブラハムの宗教における『天使』の一部は、かなり古くから有翼の存在として描かれている。


 しかも、天使としての『位が高い』ほど『翼の数が多く』なるらしいな。


 一説によれば『天使』というのは、元々は独立した『民族の神』であったが、それらがアラブハムの宗教に取り込まれた際に『天使』へ作り替えられたらしいな。 

 また古代ギリシアの詩人ヘシオドスの「神統記」によれば、エロースは世界の始まりから存在したらしく『性愛エロス』は神聖なモノであり、これを卑下する概念はなかったみたいだな

 

 アガペー近い概念だ。

 

 アガペーとは、全能で完全な存在である神から、有限で不完全な存在である人間へと向けられる愛のことを示す概念だ


 美しさと気高さを兼ね備えた有翼種。


 それが『ニケ』だ。


 1863年、エーゲ海東北の『サモトラケ島』でフランス領事、シャルル・シャンポワーゾが『パロス島』の大理石で作られた『女性像トルソ』を発見した。


 続いて、周辺からは、同じ大理石で作られた118点の断片となった翼の部分が見つかった。


 これを復元したところ、有翼の勝利の女神『ニケの像』であることが分かった。


 出土品は、フランスに送られ1884年、ルーブル美術館の『ダリュの階段踊り場』に据え置かれた。


 翼を広げた巨大な女性大理石像『サモトラケのニケ』は、ルーブルを訪れる人々の目を強く引き付けている。


 『ミロのビーナス』と共にルーブル至宝の双璧だ。


 西欧における天使のルーツは、少なくとも『ビジュアル』については『ニケ』を起原としていると思うな。


 

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