亡くした心
「心」の隣に「亡くす」と書くと「忙しい」。
「心」の上に「亡くす」と墓標のように記すと「忘れる」。
昔、誰かがそう教えてくれた。
――『忘れる』方が『忙しい』よりもっと重く悲しいこと。
温かなその声と日暮れの窓の外で舞い落ちる茜色の葉っぱまで覚えているのに、誰なのかもう思い出せない。
*単語お題bot @tango_odai_botさんの「忘」からの創作です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます