怠惰な王女の堕落の日々

「またそんな卑しい真似をしおって」


老王は孫のような末娘に怒号する。


「お前の不行跡はもはや近隣にも知れ渡っておる」


亡き妃と生き写しのエメラルド色の目がどこか挑む風に父親を見返す。


「土に触れ寒さに強い苗を育てるのが卑しいとは思いません」


足元で若葉が揺れる。


「民は餓えております」


*ロドイビ@お題bot@ランダムさんの @dorakujocho「怠惰な王女の堕落の日々」からの創作です。

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