キャラ紹介(エルドスムス帝国)

「グレゴリア=イゴール=エルドスムス二世」

 病死した父の跡を継いで即位した若き皇帝。31歳。

 大刀を手に自ら戦場を駆ける偉丈夫。若さに舐められぬよう、常に尊大で威厳に満ちた態度を取り続けている内に、いつしかそれが素になってしまった。伝統ある貴族社会に敬意を払いつつも、実力主義の下で実力のある者を種族に関係なく重用している。

 隙のない皇帝だったが、唯一の身内である妹のエレーナがアキレス腱。贄神を沈めるためにエレーナ姫を人柱にすることを防ぐため、魔属領と無益な戦争を続けた。

 現在は、魔属領と和平を結び、魔王とともに世界の復興に邁進している。



「エレーナ=イゴール=エルドスムス」

 帝国第二位の権力者。16歳。

 産まれた頃より、贄神を沈めるための人柱としての宿命を背負っていた。グレゴリア皇帝の歳の離れた妹であり、彼の唯一の理解者。儚げな印象だが、本人は強かで、あの手この手で少し脳筋な兄を影ながら支えている。近衛メイド隊を手足に暗躍する帝国の頭脳。聖剣の主の活躍で贄神が滅ぼされたことにより、人柱の宿命から開放され、行動がさらにアクティブになった。

 現在は、戦後のごだごたで皇帝家を覆そうとする反逆の芽を影ながら潰して回っている。



「ギリアム」

 帝国軍第一騎士団長の大男。45歳。

 帝国の砦として長らく帝都グランダルの防衛の任に着いていた。カリヴァの後輩。



「オーリエ」

 帝国軍第三騎士団長の優男。24歳。

 かつては第二騎士団でクリューガの副官として動いていた。槍の名手だが、特筆すべきは卓越した戦略眼。スパイ活動を最も得意としている。現在も皇帝勅命で辺境の事件の解決に当たっている。

 近衛メイド隊のソーニャとは幼馴染。



「バイアス」

 元第三騎士団団長のボンボン。32歳。

 由緒正しい血統の生まれだが、本人に武勲の才はない。悪知恵が働き、獣人を強制労働させて大儲けしていた。聖剣の主の活躍でその暗躍が暴かれ、投獄された。



「ソーニャ」

 近衛メイド隊のリーダー。24歳。

 エレーナ姫お抱えのメイド長であり、懐刀。暗器使いの実力者。情報操作に優れる。姫に色々と懐柔されており、心酔している。実は大のかわいいもの好き。

 幼馴染のオーリエが昔からずっと気になっている。

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