205話 君の涙腺を壊したい


 早速プレゼント選びをしようということで、俺はクロエさんにあることを尋ねてみる。


「アリエルさんの好きな物ってなんですか?」


 そう尋ねるとクロエさんの紫の瞳がスッと細められて……。


「何故貴様にアリエル様の好みを教えなければならない?」

「いや、教えてくれないとプレゼントの選びようがないんですけど……」

「貴様は既に選び終えているのだろう? ならそれでも渡して失望されるといい」

「清々しいまでに願望駄々洩れだな……何も失望されるって決めつけないでくださいよ……」


 変わらないアリエルさんへの愛と俺への嫌悪感に呆れつつ、俺は自分の手に持っている袋からアリエルさんへのプレゼントを取り出す。


「それは、映画のディスクか?」


 クロエさんの言う通り、俺がアリエルさんへのプレゼントに選んだのは一枚のブルーレイディスクが入っている映画のパッケージだ。


 どうして俺がこれを選んだのかと言うと、交流演習中に仕事から抜け出してきたアリエルさんと映画を観に行った際、彼女の趣味が映画鑑賞だと知ったからだ。


 国を問わず数多くの映画を観て来たアリエルさんの目に適い、かつ彼女が観たことのない映画を俺なりに選んでみた。


 そのためにいくつか映画をレンタルして内容を精査し、こうして購入に至った作品を購入したのだ。

 買った映画は『思い出の中から』というタイトルで、日本国内で半年間も上映されていた映画だ。


 一冊の交換日記から始まる男女のラブストーリーに、老若男女問わず多くの人が絶賛していた。

 映画選びに付き合ってくれた鈴花も号泣したお墨付きだ。


 そんな経緯をクロエさんに話すと彼女は……愕然としていた。


「し、知らなかった……アリエル様がワタシに仕事を託されている間に映画を観に行っていたなどと……」

「ええっ!? 知らなかったんですか!?」


 アリエルさんからよく抜け出しているって聞いていて、さらにあの時はまだ先代当主との確執もあった。


 てっきり気付いていて黙認していたと思っていたけれど……知らなかったのか……。


「しかも……ワタシより先に映画鑑賞という趣味を貴様に知られただとっ……!? ではワタシが買おうとしていた日本産のハーブティーはどうすれば……」


 動揺のあまりアリエルさんの好み教えちゃってるし。

 そうなのか……ハーブティーが好きなのか……。


「く、クロエさんの選んだハーブティーだって絶対喜んでくれますよ?」

「下手な慰めは止せ! このままでは貴様のプレゼントが一番印象に残ってしまうではないか!?」


 アンタは何と戦ってるんだよ。

 俺とクロエさんとじゃ渡した時の心象が別のジャンルなんだから、競うこと自体的外れな気がする……。


「こうなれば予定変更だ。ワタシもアリエル様への献上品に相応しい映画を選ぶぞ!」

「ハーブティー楽しみにしていたらどうすんですか?」

「アリエル様の生誕日当日はアルヴァレス家が貸し切ったパーティーホールにて行う。その際にメニューの一つとしてお出しする!」


 流石アルヴァレス家……そんな大々的にアリエルさんの誕生日を祝うのか……。

 これは交流演習の前日に着た礼服のスーツを取り出す必要があるかもな……。


 まぁそれは明日にするとして、映画を選ぶのならクロエさんにどうしても聞かなければならないことがある。


「そういえばクロエさんは映画を観たことってあるんですか?」

「いいや、一度もない」

「え?」

「え?」


 ……。


 ……。


 ――はあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!??


「映画を観たことが無いのに映画をプレゼントにしようとしてたんですか!?」

「わ、ワタシがアリエル様に仕えるのに映画を観ている時間などあるものか! だがワタシはアリエル様のことなら良く知っている! 必ず満足される映画を選んで見せる!」

「今さっき知らないことを知らされたばっかじゃねえか!? というかダメです! クロエさん一人で選ばせるわけにはいきません!」


 幼い頃からアリエルさんに仕えて育ってきたクロエさんが、趣味もなく仕事が生き甲斐のワーカホリックなのは何となくわかっていたが、ここまで酷いとは思わなかった。 


 とにかく、映画視聴が未経験の彼女一人に映画を選ばせるわけにはいかない。

 映画鑑賞という趣味を持つアリエルさんは、かなり厳しい評価基準を持っているはず。

 にわかですらないクロエさんが選んだ映画が酷い物だと、せっかくの誕生日の気分が台無しになってしまう。


 そうなればクロエさんは罪悪感で押し潰されてしまう。


 どちらかといえばクロエさんを思っての言葉だったのだが、クロエさんは心外だというように反論してきた。


「何だと!? 貴様、自分のプレゼントと被ることを恐れているというのか!?」

「逆だよ! 映画を観たことがないのにプレゼントにしたら、映画鑑賞が趣味のアリエルさんに映画を馬鹿にしてるって怒られますよ!?」

「何故だ!? ワタシが選んだ映画なら必ず――」

「にわかが一番腹立つんだよ、オタク舐めんな!」


 魔法少女オタクの俺と映画鑑賞趣味のアリエルさんを一緒くたにするのは若干気が引けるが、どちらも映像作品に並々ならぬ拘りがある点は共通している。


 俺だって魔法少女は○○しか知らないのかあーあれでしょー、みたいに知ったかぶりで言われると腹立つし、映画を観たことがない人から映画をプレゼントされても反応に困るだろう。


「俺が手伝います! アリエルさんに失望されたくないのなら、俺が手伝いますから!」

「あ、あぁ……そこまで言うのなら……」


 俺の並々ならぬ覇気に慄いたクロエさんが、戸惑い気味に頷いたことで、一緒に映画を選ぶことになった。


 そうして移動した先が羽根牧商店街の南方面だ。

 ここなら映画のブルーレイを販売している店がいくつかあるので、クロエさんと二人でその内の一つの店に入った。


 ここは昔からよく利用させてもらっている店で、店長が無類の映画好きだったりする。

 映画に限らずアニメやCDの販売とレンタルも出来、さらにお金を払えばネットカフェにあるような小部屋で映画を観れるというサービス付きだ。


 ついさっきここでアリエルさんへの映画を買ったため、とんぼ返りする羽目になったけれど……この際仕方がない。


 そう思って店内に入ると、黒髪に若干の白髪が混じっているおじさんがカウンターに立っていた。

  

「店長ー、こんにちは」

「おや、竜胆君。さっきぶりだね……」


 常連となっている俺の挨拶に反応して店長が顔を向けるが、その視線が俺の背後に向かった途端、店長は時が止まったかのようにピタリと動きを止めた。


 それだけで、俺は店長がクロエさんに気付いたのだと解った。

 そして多分、店長はクロエに見惚れている。


「おい、何故あの店主はワタシのことをじっと見ているのだ?」

「クロエさんが綺麗で見惚れているからです」

「は——はあっ!?」

「とにかく一度店長に戻ってきてもらわないと……おーい、店長~?」

「――っは!? い、今竜胆君の後ろに物凄い美人の外国人がいたけど……ゆ、夢じゃない!?」


 クロエさんの疑問に率直に答えつつ、茫然自失としている店長を呼び覚ます。

 店長はまだ混乱しているものの、俺とクロエさんを見比べてはぁっとため息をついていた。


「あのねぇ、竜胆君……うち、そういうところじゃないから外国の美人さんを連れ込んだりしたらダメだよ」

「なんでウチの両親みたいなことを言うんだよ。この人は知り合いだよ」


 ウチの両親のことを引き合いに出すと、途端に店長は『あの二人と一緒にしないでくれ』と冷や汗を流していた。


 この人もウチの両親と同年代だから、その奇行はよく知っている。

  

 とりあえずクロエさんとの関係をはっきりと説明すると、店長はまたもやため息をついた。 


「知り合いって……四月に入ってから君の知り合いは綺麗な子が多過ぎじゃないかい?」

「それを俺に言われても……とにかく、映画を一本見繕って小部屋借りていい?」

「ああ、空いてるから構わないよ」

「ん、サンキュー」


 前にゆずや菜々美と一緒に来たことがあるから、店長は二人と会った時も同じような反応をしていた。

 これでアリエルさんに会わせたらどうなるんだろうかと若干好奇心が疼いたが、今はクロエさんの映画選びを手伝うことに集中しよう。


「さて、映画には色々種類があって、邦画と洋画といった区分はもちろん、アクション映画、恋愛映画、ミステリー映画、ホラー映画などの細かなジャンルがあります」

「お、多いな……」

「今挙げたものでも本の一握りです。アリエルさんは映画鑑賞が趣味だとは知っていますが、ぶっちゃけどのジャンルが好みなのかは知りません。なのでこの際ジャンルは置いて物語が良い映画を選ぶことにしましょう」

「なるほど、それはいいが……貴様、妙に手慣れてないか?」


クロエさんが怪訝な表情を浮かべながら、俺にそう尋ねてきた。

その疑問に対して、俺はフッと息を漏らした。


「……クロエさん、俺がこの半年間で誰に何を教えて来たと思ってるんですか? この説明……なんですよ」

「――っ!?」


二度目という言葉に含みを持たせながら言い放つと、クロエさんはハッとした表情で察しが着いたようだった。


そう、俺はゆずにもこうして映画の説明をしたことがある。

過去に菜々美と映画デートに行ったことを知られて、ゆずに映画とはどういったものかを尋ねられたからだ。


ゆずの純粋な疑問にあれこれ教えるのは地味ぃにたいへんだった。

それが俺の役割だとしてもだ。

でも思い返すと懐かしさが込み上げて来たなぁ……。


「な、なるほど……ユズ殿を相手に実践した経験があるからこそ慣れているというわけか……」

「そういうわけです。さて、映画を選びましょうか」


 感心するクロエさんを他所に、話を切り上げて映画のレンタルコーナーに足を向ける。


「まずはクロエさんの好みで選んで見てください。パッケージの裏面にあらすじが載ってるので、それを参考にこれだっていうのがあれば教えて下さい」

「ふふん、ワタシがどれだけアリエル様のお側にいたと思っている? 一発で選んで見せるさ」


 すげぇ自信だな……。

 これでもしダメそうだったら、立ち直れなさそう。


 呆れにも似た心象を覚えつつ、クロエさんが選ぶのを待ちながら俺のオススメを選んでいく。


 そうして十分程経過した頃、クロエさんが俺を呼ぶ声が聞こえた。


「リンドウ・ツカサ、これならどうだ!?」


 ウキウキとした表情でクロエさんが選んだのは、『八月の思い出』という映画だった。


 八月の夏にある田舎にやって来た男が、その田舎に住む女子校生と一夏の恋を経験するというセンチメンタルチックな内容だった。


 初めてにしては中々良さげだった。


「良いんじゃないんですか? 早速映画の視聴が出来る小部屋で再生してしましょうか」

「む、アリエル様より先に見るのか?」

「先に見ないと本当にプレゼントする映画にしていいか分からないでしょう?」

「うむむ、確かに……」


 俺の提案に対するクロエさんの疑問に答えると、彼女は顎に手を添えてそういうものかと納得した。


 時間は午前十一時……途中で昼ご飯を挟んだとしても二~三本が限度かな?


 でも一発目からクロエさんは良さげなのを選んでるし、そこまで時間は掛からないだろう。


 そうしてクロエさんと二人で映画の視聴スペースである小部屋に移動して、早速視聴を始めた。


 ~三十分後~


『ん……おにぃ、さん……』

『は、かな……ちゃん……』

『やぁ、あ、おっきぃ……っ!』

『く、ぅ、やわ、らかい……っ!』

「「~~っ!!?」」


 小部屋に備付けられていたテレビの中で、若い男と女子校生が全身を濡らしながら抱き合い、まぐわいだし始めた。


 どうしてこうなった?

 さっきまでは普通の恋愛映画だったはずなのに、二人が通り雨に降られて近くのバス停で雨宿りをして少し会話をしたと思ったら、いきなりキスをし出してなんかおっ始めたんですけど?


 突然の事態に俺もクロエさんも戸惑うことしか出来ない。


「り、りり、リンドウ・ツカサッ!? こここ、これは、どういうことだ!?」

「お、俺に言われても!? なんで唐突に濡れ場が始めるんだ!?」


 顔を真っ赤にして俺を軽蔑する眼差しで睨んでくるクロエさんに、俺も妙なドキドキを感じながらも映画を停止し、こうなった原因を探ろうと映画のパッケージを確かめる。


「あ……」

「ど、どうした!?」


 答えはパッケージの表面にあった。

 左下に〝R15〟のロゴが刻まれていた。


 つまり、クロエさんはそういうシーンがある映画だとは分からずに選んだということだ。


 通りで見たことのない俳優だったわけだ。


 ひとまず真相が分かったため、クロエさんにありのままを伝えると彼女は赤い顔をさらに赤らめた。


「に、日本の映画とはなんとハレンチなっ……! ハッ、まさか貴様が選んだ映画にも……」

「あってたまるか! あって精々キスシーンぐらいだよ!」


 あらぬ疑いを向けるクロエさんに俺が選んだ映画の健全性を主張する。

 

 相手が男ならともかく、女性のアリエルさんに贈ってどうしろっていうんだ。

 むしろあの人にいじるネタを提供するだけじゃねぇか。


「キスだと!? そんなシーンがあるような映画をアリエル様に贈ろうというのか!?」

「クロエさんのCERO判定厳しくないですか!? 俺、アリエルさんに皆の前でキスされたんですから、それよりはマシで――」

「貴っ様ぁーっ! あの時はよくもおおおおっ!!」

「ぎゃああああ、墓穴だったああああ!?」


 それでも納得しないクロエさんの厳し過ぎる査定に、アリエルが皆の前で俺にディープキスをした件を持ち出すと、クロエさんの怒りを掘り返してしまった。


 濡れ場を目の当たりにした羞恥心も吹き飛び、怒りの形相で俺の胸倉を掴んでくる。


「お、落ち着いて下さい! もしクロエさんが選んだ映画がダメだった時の保険に、俺がいくつか見繕ったのがあるのでそれを見ましょうよ!」

「ワタシが失敗すると見越していたのか!? バカにするな!」

「げ、現に失敗したじゃないですか!?」

「ぐっ……!!」


 知らずとはいえ、濡れ場のある映画を選んだことはクロエさんの失敗以外なにものでもない。


 否定出来ないクロエさんは息を詰まらせて俺の胸倉を離した。


「き、貴様が選んだ映画はどんなものなのだ!?」


 そして強引に流れを変えてきた。

 まぁ、さっきのまま言い争って他のお客さんや店長に迷惑を掛けるよりはマシか。


 そう割り切った俺は、平積みしてある幾つかのレンタル映画の中から一つを手にとってクロエさんに渡した。


「む、『猫の僕は君に恋をする』……これは何を言っている? 猫が人に懐くことはあっても、恋をするはずが無いだろう? この映画を作った監督は恋人がいない寂しさを猫で紛らわしているのか?」

「そういう作品なんです。無慈悲なマジレスは止めて下さい」


 創作の世界に疎いクロエさんのマジレスに、俺はすかさず口を塞ぐように告げる。


 純粋な眼差しでなんてことを言うんだこの人。


 なんかこの感じ久し振りだなぁ……ゆずが転入してきた初日に、部活で魔法少女のアニメを観たら酷評された時を思い出した。


 ちなみに、今じゃゆずと魔法少女アニメを楽しんで観ることが出来る程になっている。


 大抵の酷評ならさらりと流せる。

 そう思った次の瞬間、クロエさんが口走った言葉だけはどうしても無視出来なかった。


「しかもこれはアニメではないか。二十歳になるアリエル様に映画を献上しては機嫌を損ねてしまうぞ?」


 ――プッツン。


「――今なんて言った?」

「は? いや、アニメという子供が観るような幼稚な映画をアリエル様に献しては……」

「あ゛あ゛っ!?」

「えっ!?」


 信じられねぇ……。

 流石にアニメは知っていたかって感心した途端に貶して来やがった。

 

「確かに子供向けのアニメがあるのは認めます。けれどもそうじゃないアニメだってあるんですよ」

「そ、そうなのか……」

「そうです。この『猫僕』なんて、公開されてからそのストーリーで多くの観客を号泣させてきた感動作です。意外と涙脆いクロエさんの涙腺なんて簡単に決壊させられますよ」

「な、なんだと!? ワタシはそこまで泣き虫ではない!」


 俺の挑発に図星を突かれたのか、クロエさんは一瞬で怒り心頭といわんばかりに食って掛かって来た。

 予想通り過ぎて思わず口端がニヤリと吊り上がりながらも、俺は『猫僕』のパッケージを開けて中を取り出し、テレビに接続されているブルーレイプレイヤーに入れる。


「じゃあ次はこれを見てみましょうよ。作品を観てクロエが号泣するかどうかで白黒はっきりつけましょう……アニメだって馬鹿にしたことを後悔させてやる……」

「いいだろう。貴様こそ、ワタシに挑んだことを後悔するまでの時間を数えておくんだな」


 両者やる気満々だった。

 互いの前口上を語り終えたことを確認した俺は、プレイヤーの再生ボタンを押した。


 ~二時間後~


「う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁっっ!」


 映画を観終えたクロエさんは大粒の涙を滝のように流しながら号泣していた。

 というかラストシーンからエンディングのスタッフロール中も泣いてた。


 勝った。

 俺はそんなクロエさんの泣き声をBGMに、勝利条件である彼女を号泣させたことによる達成感から右手でガッツポーズをした。


「クロぉ! どうしてお前が犠牲にならなければならない!? ワタシが彼女だったら人間になったお前の想いを受け入れるのにぃぃぃぃっ!!」

「どうですかクロエさん、アニメだって悪くないでしょう?」

「あぁ! まさか人の手でこんなに素晴らしい物語が作ることが出来るとは! ワタシは! 先の自分が恥ずかしい!!」


 テンションが極まって妙な感じだが、この映画を気に入ったクロエさんは『猫僕』をアリエルさんへのプレゼントにすると決めた。


 めちゃくちゃ興奮したまま別れたけど、まぁそれで油断するような人じゃないし、大丈夫だろう。


 そうして翌日、遂にアリエルさんの誕生日パーティーが開かれるのだった。


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