エピローグ

「神って、神様と戦ったんですか?」


 レオンの発した質問に、その存在を知った鷹也は驚いた。


「き、君は?」


 その緊張が伝染したのか、レオンまで自己紹介を始める。


「は、はじめまして、お、俺は、レオンと言います」


「今まで、このレオンがアタシを助けてくれたの」


「そ、そうだったの、ありがとう」


「貴方が居ない間ね!」


「く、クレアさん、ず、随分、会わない内に、トゲトゲしい言葉を使うようになったんですね」


たくましくも成るわよ! 誰の所為せいだと思ってんの!」


「え、えっと確か、クロノスって、名前だったかな?」


「他人の所為にしてんじゃないわよ!」


 間違いなく、アイツの所為なんだけど……、

 これはアレだな、逆らっちゃダメなパターンのヤツだな。


「す、すみません」


「あ! それより大変なの! 研究所のAIが!」とクレアが言った所で、レオンがもっと大事な事を思い出す。


「否、それよりも先に、核ミサイルが! アレスターの部屋に急いで、説明はその後で」


「核?」


 すると鷹也は、立ち上がりもしないで、瞳を閉じた。


「何してるの! 鷹也、急いで!」


 クレアは、鷹也の腕を引っ張ったのだが、鷹也は動こうとせず。


「ホントだ、随分、多いな……よし、もうこれで大丈夫」


「へ?」


「核ミサイルなら、発射してないのも含めて、全て分解しといたよ」


「え? 何言ってるの? 頭、大丈夫?」


「あのー、俺が此処にテレポートして来たの……あぁ、クレアさんは、知らないですよね」


「ちゃんと、説明して!」


「あ、はい」


 世界は救えたが、尻に敷かれるのは回避できそうにないと思う鷹也だった。


_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/


読んでくれて、ありがとう。


作者の勝手気ままな作風により、傷付けられたキャラクターたちが一致団結して、謝罪と書き直しを求め訴えた。

次回、あとがき『 MoonLit被害者の会 』

よろしかったら、合わせてご覧ください。


2018/05/23 あとがきに、時間が掛かりそうなので、とりあえず、完結扱いにしておきます。

いつかまた、蛇足ですが、あとがきを公開できたらと思っております。

その日まで、また (^^)ノシ

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MoonLit @londebell

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