世界はみえない『かたち』で出来ている

ある人は言う。意識が量子に影響を与えているかもしれないと。

だとしたら、こう言う見方はできないだろうか?

僕達が普段みている世界自体がそもそも人類が共通認識として錯覚した世界なのかもしれないと。


他の動物と同じ様に僕たちの人間もまた、霊長類の猿に過ぎなかった太古の昔から進化してきたのだ。

過酷な環境の変化や動物同士の食うか食われるかの生存競争を有利に生き延びられるよう、その間に当然脳も進化してきた。


ここで僕は疑問に思う。

脳が現実世界を忠実に理解できるように進化してきたと言い切れるのだろうか?


もし現実世界を忠実に理解していたとしたら、パラパラマンガやステレオグラム、錯覚図形、フラッシュラグ効果等はどう説明出来るのだろうか?



例えば時間。

時間には過去と未来という区別は本当は無いのかもしれない。

過去から未来へと一方通行に時間が流れると感じているのは人間や動物の一部だけで、本当は時間も高次元空間で言う一つの空間座標軸でしかないのかもしれない。

もしかすると、高次元で考えた素粒子レベルでは幼い頃の自分と今の自分は厳密には同じ場に同時に存在して生きて動いているのに、知覚出来ないだけなのかもしれない。


先程の疑問に戻る。

パラパラマンガやステレオグラム、錯覚図形、フラッシュラグ効果等はどう説明出来るのだろうか?


太古の昔から進化してきた僕達の脳。

環境の変化に機敏に対応し有利に生き延びられるよう、その間に脳は『リアリティ=画質優先』では無く『予測=早さ優先』に進化させてきたのではないだろうか?

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