笑む、かな

作者 紺藤 香純

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★★★ Excellent!!!

介護士として働かれている著者さまと、利用者さんである先生との、俳句を通したコミュニケーションについて綴られた作品です。俳句は、五・七・五の音で紡がれる、短い詩だと辞書にあります。たった十七文字の詩に、たった十七文字の音に、ここまで心を動かされるのは不思議な気持ちです。日本語の美しさを楽しみ、そして、俳句をよまれる方の正直さといいましょうか、気持ちのよさを感じることができる作品でした。素敵な物語を、ありがとうございます。

★★★ Excellent!!!


 たった17音、文字にするともっと少ないというレギュレーションで、季節を織り込んでいまを描くという俳句の世界。俳句には俳句の言葉があり、しかも理屈が入ってはいけないとも。

 介護施設ではたらく作者さんと、施設の“利用者”である俳句の先生との、月に一度の句会の記録。

 俳句に関してちょっと厳しい先生の指摘とか、でも逆に先生が知らないことを教えてあげたりとか、作者さまと先生とのやりとりが楽しい。

 完結してしまったのが、……残念です。

★★★ Excellent!!!

作者さんは、介護施設で働いている職員さんだそうで。
その利用者さん・俳句の先生をしていた方との交流の記録。
俳句の添削のやりとりが、こちらも勉強になります。
しかし、御年九十になられる、先生の言葉の好みに作者さんも、俳句創作に頭をひねるところのようです。
これからの作者さんの作品や、先生の添削を楽しみにしております。

★★★ Excellent!!!

私も個人的に俳句や川柳を詠むことがあるが、それもきっと文中に出てくる『先生』に添削されれば、ボコボコに直されてしまうだろう。

「なぜここは直されたのだろう?」という疑問を持ちながら読むことで、直接的な表現を用いない俳句の奥ゆかしさを学ぶことができる、

……かもしれない。