AIコンフリクト ―白と黒の叙事詩―

作者 コノハナサクヤ

6

2人が評価しました

★で称える

レビューを書く

さんがに★で称えました

★★★ Excellent!!!

狂ったAIに支配された世界。それを阻止するために旅を続けてきた二人の物語です。

キャラクターの一人は「アリエス」という宿命の少女。
もう一人は美貌のサイボーグ「スウィンザ」。
物語は二人の旅の終わりと、最後の戦い、その結末を描き出していきます。

ジャンルはSFですが、それにおさまらない叙情的な濃密な物語となっています。
SFというよりはこの二人の想いが交錯していく様がなんとも魅力的な物語です。

そこには機械と人間との愛情がアリ、宿命をもった少女の悲しみがあります。
機械に芽生える狂気ともいえる自我があり、少女の淡い恋心があります。
そして世界の崩壊を前に二人が生み出す結論とは……

もちろん何のことやらでしょうが、わざとです。
これはもうぜひ読んで楽しんで欲しいからです。

巧みで端正な構成、魅力的なキャラクター、驚きの展開がつづくストーリー。
どれもが読みやすさにつながっていて、次から次へと夢中で物語を追いかけたくなります。

各章が短いので、あっという間に読み終えてしまうのですが、背後にもっと大きなストーリーを感じさせます。

ぜひ読んでみてください!
本当に面白い物語でした。