七月十七日、十八日

 十七日。

 ぐるりと田を見てまわる。白く細かな花がったところから青いれはじめている。

 去年の日記を見てみると、八月十六日……今日からちょうど一か月後に、ほぼじゅくし金色になったようすが書かれている。いねりはその月のすえ

 今年も無事、実りのかみさまを拝送みおくることができるように祈る。


 十八日。

 どこの家でも、手をくわえた梅の実が美味しくなる頃か。ジャムにシロップ、土用の前だけれど梅干しと、あわせて紫蘇しそのジュースなどをあちこちでいただく。

 さっぱりとしたさんと香りが、しょの色を変えてくれる気がする。

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