第327話 わたくしだって! (7)
「……ん? ふむ……。やはりレベル差がでたか夏侯淵と紀霊君との間に……」
今迄弁姫様との会話で、幼子のように拗ねた顔を、不満をあらわにしていた曹操孟徳なのだが。やはり三國志最大の英雄である彼女、僕戦姫様は、自身の臣下である郭嘉お姉様の話し、説明を聞けば直ぐに、自身の頭の中の思考を切り替え、我に返り。考える人へと変化──相変わらずの柔軟性を周り。
自身の真横で和気藹々? と、会話をしていた弁姫様や自身の臣下の者達へと魅せる。
「……じゃ、紀霊君には、悪来典韋を当てて足止め。曹仁と
相変わらず緊張感のない容姿、様子で「ふっ、ふふっ」と、妖艶に微笑んでいる郭嘉お姉様へと曹操孟徳は、素早く下知を下せば。
「郭嘉ぁっ? 後何回スキルを発動、使用できる?」
と、問うのだ。
「……ん? 曹操様~。
曹操孟徳に、残りの魔法スキル発動の回数を問われた郭嘉お姉様は、自身のシャープな顎に、己のしなやかな指を当てながら「ふっ、ふふっ」と、考える人──少し間が開けば、自身の主へと言葉を返し説明をする。
「そうか、郭嘉。良く分かったよ。……じゃ、
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