第293話 そんな二人に対して、更に二名が(8)
魏の覇王様とは犬猿の仲である、陳宮お姉様の率いる、埴輪仕様のおチビな魔法兵達から。
先程の、敵陣営からの、郭嘉お姉様の率いる隊が放った。
対地ミサイル、ロケット弾のような魔法弾が次から次へと。
今度は夏侯淵嬢率いる騎馬隊へと降り注ぐのだ。
〈ドン!〉
〈ガン!〉
まさに対地、地面に、ミサイルやロケット弾が落ちた! 落下して炸裂! 爆発したかのような大きな音と爆煙、砂煙が、あちらこちら、至る所でする。立ち込めれば。
夏侯淵嬢率いるおチビな騎兵隊達も無事では済まない。
そう、やはり紀霊将軍率いる装甲騎兵達と一緒でね、刹那状態へと陥るから。
「ギャァアアアッ!」
「ピィー!」
「クェエエエッ!」
「ヒッ、ヒィーン!」と。
やはり至る所で、絶叫、悲鳴、奇声、断末魔と共に、木馬達のいななきも交じりながら消去! デリートしていく。
それでも、魏の覇王曹操の、覇道を支えた超がつく程の猛将の一人である夏侯淵嬢だからね。
ダークエルフな彼女の艶やかな唇が開いて。
「皆ー! 怯むなー! 突撃ー! 突撃を決行しろー! 敵の先鋒隊へと突撃を決行しろー! 皆の衆ー!」と。
夏侯淵嬢が声を大にして咆哮!
自身の部下、臣下である埴輪仕様のおチビな騎兵隊達を鼓舞! 叱咤激励をおこなえば!
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