第281話 あとがき(7)

 だから袁術嬢は、「うぎゃ、あああっ!」だ。


 そして「ぎゃぁあああっ! ぎゃぁあああっ!」と、咆哮しながら。


 魏の覇王様のネイビーブルーな色をした美しい髪を掴み、握れば。


 そのまま強引に自身の方へと引っ張り始めれば。


「くそぉっ! 痛い! 痛いじゃないか、袁術ー!」と。


 曹操孟徳の口から悲痛な叫びが吐かれ、漏れてくれば。


「きゃぁあああっ! 痛い! 痛いですわぁ!」と。


 袁術嬢から可愛らしい叫び。


 そう、目には目を歯には歯をと、曹操孟徳が今度は、袁術嬢の美しい金髪ツイン縦ロールの髪を掴み、握り、強く引っ張り始めるのだ。


〈グイ!〉


〈グイ!〉


〈グイ! グイ!〉


 と、お互いがね。


 相手の髪を荒々しく引っ張り始め出し、喧嘩を。


 子供の喧嘩を、口論。


「「うぎゃ、うぎゃ」」


 と、言い争いと共に、この場にいる戦姫達。


 そのアダム、主である李儒理樹の前で始め出すから。


「二人とも、やめてよ。お願いだから」


 李儒李儒の目の前で、子供の喧嘩を始め出した曹操孟徳と袁術嬢に対して、理儒は動揺しながら悲痛な声音で嘆願をするのだが。




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