第279話 あとがき(5)

 まあ、この二人と言うか?


 史実でも余り仲の良い二人ではない曹操孟徳と袁術嬢だから、座り込んだまま呆然。


 黒と白のエルフな戦姫二人の口論、言い争い、口喧嘩と言う奴を開いた口が塞がらない状態で見詰めている理樹李儒の目の前で、その後も曹操孟徳と袁術嬢は、お互いが顔を近づけた状態で憤怒、憤慨しながら言い争いを続け。


 最後にはとうとう、〈バチン!〉だ。


『バチン!』と、いい音を鳴らしたのだ。


 そう、憤怒しながら言い争いを続けていた曹操孟徳と袁術お嬢なのだが。


 袁術お嬢様の方がね。


 頭が賢く、口も良く動き回る、様事、曹操孟徳との言い争い、口喧嘩に敗退し、真っ赤な顔で、エルフなお嬢様は、ワナワナと、怒り顔で沈黙。


 その顔を、様子を曹操孟徳が、自身の唇を弧の字に吊り上げニヤリと薄ら笑いを浮かべ。


『どうだ! 袁術! 自分には勝てまい!』と、でも言わんばかりの顔、ドヤ顔で、袁術お嬢様を嘲笑うから。


 袁術お嬢は、自身の高ぶった気と怒りを抑え切れなくなり。


 曹操孟徳の頬へと平手打ちを放つ、加えたのだ。


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