第262話 【撃破!】李儒(理樹)と内気な姫殿下(3)
埴輪の巨人兵の口から。
「ウッ、ガァアアアッ!」、
「ギャァアアアッ!」と。
この場の地面や空気を己の声音で揺るがす程の絶叫を放つのだ埴輪の巨人兵はね。
それも?
巨人兵自身の恐ろしい顔──!
昭和の時代の、某映画会社の特撮シネマの、大〇神のような恐ろしい顔の半分が、今の二人の戦姫の攻撃!
悪来典韋と許褚の魔法スキル【猪突猛進】で、顔の半分が吹き飛び、粉々、崩れ落ちた様子、顔面で絶叫! 咆哮! を放つのだ埴輪の巨人兵はね。
でも、しかしだ!
埴輪の巨人兵の絶叫! 咆哮! は、直ぐに止む、止まるのだ。
だって二人の戦姫の魔法スキル【猪突猛進】が終われば。
いや、終わった筈なのに。
更にだ!
〈ドッ、ガァアアアン!〉と。
大変に盛大な打撃! 爆発音が辺り一面に響き──!
埴輪の巨人兵! 半分が破壊をされた巨人兵の顔から更に黒煙と砂煙舞うのだ。
だから理樹の口から。
「えっ?」
と、驚嘆が自然と漏れる。
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