第131話 李儒(理樹)と内気な姫殿下(32)
『ふう』と、閣下は一息つきながら、己の主さまを見詰め「李儒(理樹)」と、声をかけると。
「ん? な、何かな? 閣下?」と、李儒(理樹)の奴は、先程とは打って変わって、怪訝な表情ではなく。己のお妃さまの機嫌というか? 顔色を見ながら言葉を返してきたのだ。
だから閣下は、自身の心の中で「(李儒(理樹)の奴は、荒々しく高ぶらせていた、己の気をやっと落ち着かせたようだな……)」と、呟くのだ。
でっ、呟き終えれば彼女、魔王董卓閣下も『ニコリ』と、魔王の妖艶な笑みではなく。女神の微笑みを浮かべながら。
「儂は別に李儒(理樹)が、変に嫌らしい。羞恥な様子や優艶な振る舞いをしている画像、動画を視聴、観覧をした事に対して憤怒、怒っている訳では無い……。李儒(理樹)、お主が先程儂に説明をしてくれた通りで、視聴したのは。儂と逢う。出逢う以前の事だと思っているし。儂自身も理解。主様の事を信用しているからな」と、告げる。告げると閣下は、また己の口を開いて。
【読んで頂きありがとうございますm(_ _"m) レヴュー・星・感想・ハート等の応援も頂ければ筆者も投稿意欲が湧き、励みにもなります。お時間あれば応援の方を宜しくお願いしますm(_ _"m)】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます