第110話 李儒(理樹)と内気な姫殿下(11)
「あ、あの、閣下? 李儒(理樹)殿と、お呼びしたら宜しいのでしょうか? ……それとも? 殿? 御方様? 主様とお呼びしたら宜しいのでしょうか? ……どちらで李儒(理樹)様の事をお呼びすれば宜しいのでしょうか……?」と。
ソワソワ、ドキドキ、ハラハラと、閣下の顔色を伺いなながら。恐る恐ると尋ねる。魔王な董卓閣下と同じ種族であるダークエルフの少女、【賈詡】……。
そう、前回の話しの終わりに出演、登場をした軍師、シャーマンである少女なのだが。三國志ファンの方なら誰でも知っている超有名人……。
あの覇王曹操孟徳を張繍(ちょうしゅう)配下の軍師時には、後一息まで追い詰め、敗走させる策を練り。
父馬騰を曹操孟徳に謀殺されて怒り狂う。金馬超と韓遂の連合軍を仲違いさせる策を練り。
金馬超の武勇に手を焼いていた曹操孟徳の勝利に貢献をした三國志を代表する軍師の一人である少女ではあるのだが。
やはり魔王な董卓閣下は恐ろしいようで、彼女の彼である李儒(理樹)のことをどのように呼べば良いのかを閣下の顔色を伺いながらに訊ねている最中のようなのだが。
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