第99話 漢の二人のやんごとなき姫殿下(27)

 だから弁皇女殿下の文武の能力が、どうのこうのというよりも?



 弁皇女殿下か王子、漢の皇帝陛下だった頃の、彼女のひ弱で軟弱、気弱な気質、性格……。



 そう己の母である何太后殿下と伯父である何進大将軍や、その他の諸将達諸々の庇護下、後ろ盾、守られていなければ何もできない。御坊ちゃま気質や性格が跡形もなく変わっている。変化、進化を遂げているのだ。


 弁姫皇女殿下はね。


 だから彼女を遠目からだが、見て確認をしている者達は、不思議でならない。ならないのだ。


 だから皆で、『バグ?』


 それとも? 製作プログラマー達の設定ミス? ミスなのかな? と。


 この場にいる者達で論議、口論をしている最中なのだ。


 と、言いたいところではあるのだが。


 彼女の変化──。


 そう、劉家の皇女殿下さまに相応しい姫さまへと変貌をしている劉弁皇女殿下の変化! 変貌ぶりにはちゃんと理由がある。あるのだよ。


 それはね? と、いうか?


 この世界に李儒(理樹)がきた──。彼が、己の憧れのヒーロー達のように、異世界ファンタジーを楽しむ。


 そう、ハーレム王になる為に舞い降りた日に彼女──。


 劉弁姫殿下画期的に進化を遂げたのだよ。


 まあ、こんな感じでね。


 と、言われても。


 何のことなのかは、全くわからないと思うから。少しばかりというよりも?


 少々説明をする。することにしたから楽しみにして欲しい。



 ◇◇◇◇◇

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る