第71話 魔王なダークエルフさまは、あの方らしい?(8)
優艶な様子で横に座り甘える己を無視して考える男性(ひと)を繰り返し続ける彼を許す訳はない。
「李儒(理樹)~。貴様~。そんなにも~。儂のこと……。そなたに甘える儂の事を無視。蔑ろにするなら~。もう二度と儂のこの身~。肢体には、触れ触ることは許さぬからな~。分ったなぁ~。李儒(理樹)~。覚悟しろよ~」と。
閣下は、こんな感じで、己の美しい顔を真っ赤に染め。小鬼の如き顔をしながら不満を漏らし告げてくる。
と、なれば?
李儒(理樹)は未だ思春期の男の子。少年だから。己の彼女、妃、妻なのか? よくわからない二人の関係だけれど。取り敢えずは、お盛んな年頃の李儒(理樹)には、今後閣下との離別、床を離れ離れにして寝ると言うことは、耐え忍べないことになるから。
「ごめん、ごめんね。ごめんよ~。閣下~。頼むから~。許してよ~。お願いだから~。もう二度と無視をしないから~」と。
自身の横で拗ね、不貞腐れている閣下へと謝罪と懺悔をするのだが。
彼の彼女は、あの、董卓仲頴閣下だからね。安易には許してもらえそうにないのだ。
「許さぬ。許さぬ。許さぬぞ。李儒(理樹)^~。もう二度と儂は、優しくないお主とは、二度と床を一緒にせん。しない。分ったなぁ~」と。
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