第48話 魔王さまからの囁き(7)
でもね、それを、魔王様の嘆きを聞いた
魔王様の今の自分への溜息と嘆きを聞き、自身の両目を大きく開け、驚いた顔をしながら。
「魔王様、今僕のことを以前、昔から変わらぬ奴だなと申されましたが。それは一体どう言うこと。意味ですか?」と、尋ねる。
「……ん? もしかしてお主は、儂の事や、自分自身の前世、過去の事を全くと言って良い程覚えておらぬ、のか?」と似た者同士と、言うか?
先程は
でっ、今度は、自身の生前、前世を知っている素振りを見せる魔王様を見て、
「う~ん、う~ん。
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