第5話 僕は宝物を取り戻すために戦う! (2)
自身の指先とスマートフォンを使用しながら。
カチ!
カチカチ!
トン、トンと。
僕は上下、左右にと。
スマートフォンの画面も上を器用良く指を当て、押し、動かしながら。
新たにメール文を書く!
記載していくのだ!
三国志オンライ戦記の運営会社の奴等が憎くて仕方がないから。
「クソ! クソ!」
「歯痒い! 歯痒い!」と。
僕は独り言を荒々しく呟きながら。
三国志オンライ戦記の運営会社へと恨みを込めて書き込んでやった。
タチの悪い、クレマーのようにね。
カチャ! カチャ! と。
僕はクレームを書き続け、終われば。
「よぉ~し、できた!」
僕は高らかな声をあげ叫ぶ。
そして終われば。
「返信ー!」と叫び。
ポチン! と。
スマートフォンの画面に出ている。
三國志オンライン戦記の運営会社のサービス、問い合わせの欄へと返信メールを送りつける。
でッ、送り終えれば。
僕の口から自然と。
「いっ、ひっ、ひひひっ」と。
気持ち悪い、薄ら笑いが漏れ、終われば。
僕の口から今度は。
「まだかな? まだかな?」と。
とても嬉しそうな声が漏れる。
「ふん、ふっ、ふふ、ふぅ~ん♪」と。
僕の口からリズムのよい鼻歌交じりでね。
「ピロリン!」
(……ん? あれ? 運営会社の返信メールかな?)、
(それならば早いな?)と。
僕は思いながら。
自身のスマートフォンの画面を覗き込み、確認をとる。
◇◇◇
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