9月17日 閑話休題・基本的な文章の書き方
カクヨムコン 閑話休題・基本的な文章の書き方
そういえば。
私はこのエッセイではあんまり創作論を語りませんでした。
私の四苦八苦ばっかですね。
ただ、このカクヨムには、そもそも文章を書く事に慣れてない人もいらっしゃるのではないかと。
ラノベには、絶対的な基本的な書き方ってないみたいなんですが……
ただね。
基本的な書き方を学んでる人からすると、そのルールから外れた書き方を見ると、『ん?』と思ってしまうんですよ。
そうすると、そういう人たちの没入感が消えてしまい、離れていってしまう事も。
折角読んでくれたのに、たかだかちょっとした事で離れさせてしまうのは勿体無い。
なので、超絶基本的な書き方についてを、ここで書いておこうかと思います。
ただし。
絶対じゃないですので、『へー』ぐらいにしておいていただけると嬉しい。
①文頭には1つスペースを入れる。(字下げ)
カクヨムにはもともと『段落先頭を字下げ』という機能があります。
これは、この①の為の機能ですな。
便利ィ!!
②「」で始まる文章は字下げしない。
カクヨムの『段落先頭を字下げ』の機能は、文頭がカッコの場合は字下げしないようにちゃんとなってます。
便利ィィィ!!
この①と②は実はセットになってる理由があるそうな(※うろ覚え)
「」がある場合はさげず、ない場合は下げる。
そうすると、文字そのものが始まる位置が揃うのだそうな。
へー。
ちなみに。この①とか②の部分は字下げしません。
リスト・羅列の場合は『段落のタイトル』扱いだからです。
これは……基本ルールなのかな?
書類の見易さの理由かな……
③「」で囲まれた文章の最後は、読点・句読点はつけない
「ありがとうございます。」
ではなく
「ありがとうございます」
となります。
理由は忘れた。
④文の最中に?や!の記号が入る時、その記号の後ろにはスペースを1つ入れる。
「どういうこと?なんで?」
ではなく
「どういうこと? なんで?」
となります。
コレも理由忘れた……
⑤…や─は2つ続ける。
「そんな…」
ではなく
「そんな……」
「それは─」
ではなく
「それは──」
となります。
理由は(以下略
⑥数字は出来れば漢数字を使う。(出来れば)
2人
ではなく
二人
これは縦書き対応だね。
私もサバコン作品ではやってないんだけど……ね。はははは。
じゃあ「2018年」とかも「二千十八年」って書くのかよ! といわれそうですが、その場合は「二〇一八年」と表記します。「〇」は立派な漢数字だしね。
単位を書いた方が分かりやすい時は単位で書き、漢数字を並べた方が分かりやすい時は漢数字を並べます。
「1,000,000円」は「一〇〇〇〇〇〇〇円」ではなく「百万円」でいいし。分かりやすい。
ここは裁量です。
ただし。
意図して数値を並べたい時もあるでしょう。
要は『作中に同一意図の数字が別表記されてるのがNG』って事。
「2018年」と表記したら、再度出てきた時も「2018年」とする。
「2人」と出てきたらそれを貫く事。特に、1人、2人、3人と、数字が変わるだけの時も、表記を混ぜない方がいいです。
……私はサバコン作品は、見直す時間がなかった為、それを今回やりませんでした。
普段だと、取り敢えず書く時は一気に書いて、あとでPCのテキスト等で開き、一括変換かけてます。
目視だと必ず取りこぼすから。
……あと、出来ればなんだけど、1桁の数字の場合はできるだけ全角を使おう。
コレも私はサバコン作品ではやってないんだけどね……見直す時間なかったから。
みんな、締め切りには余裕を持たせようなっ☆
⑦英字を使う時
例えば英単語を使う時。
「
英単語は半角英数を使います。
だけど
「Aグループ」
など、一文字で表記するは場合には全角を使う。
コレは数字の時と同じ。
基本的に、文字の位置を合わせたいから。
ちょびっとだけ専門的な事を言うと、カクヨムや普通の本、新聞などは、一文字一文字が全て同じサイズになっています。
なので、複数行が並んでても文字の位置は全部同じになるのですよ。
その、『文字位置を合わせる』為に、全角の英数字を使うのです。
WEBでは、文字ごとに決められたバラバラのサイズの文字が使われている事が多く、文字位置が揃っていないものが多いよ。
『全角? 半角?』
という人もいるかもしれないねぇ……ググろう!!!
ちなみに。
カクヨムの縦書き機能を使うと、『
凄いね!!(※当たり前じゃん、と思った人。これは当たり前じゃないんだよ。エンジニアの血と汗と涙の結晶の機能だよ。カクヨムエンジニア様! ありがとう!!!)
⑧記号はできるだけ全角で
文字位置を合わせる、という意味で全角の記号を使います。
絵文字の場合はそうじゃないとは思うけど。
……そもそも、絵文字は縦書きになったらどうなるんだろう……
絵文字は出来るだけ使わない事がベストってとこかな。
これらのルールは、基本『縦書きで読む為』のルールです。
そして、原稿用紙で書くにあたって決められたルールのようです。
ほら、小学校の頃に作文書く時のルールだよ。
他にも、カクヨムだから気にしなくてもいいルールもあるんだけど、必要ないので省きます。
こんなもんかなぁ……私が知ってる基本ルールは。
他にもあったらそのうち追加するかもですね。
*** 書く時に意識したほうがいい事 ***
こっからは、私の独断と偏見です。
なので、さらに『へー』と読み流して頂いて大丈夫です。
①英単語を入れるならルビを振ろう。
例えばさっきの『
まぁ今ならほとんどの人が読めるからいいんだけど……あとはWEBとかね。
ほとんどの人が読めるであろう英単語にはルビを振る必要がないけど、それ以外のものには、ルビを振りましょう。
例えば、サバコン本編にもともとあった解説の中に『Virtual Personal Space』という文字がありました。
私は見慣れてるからすぐ読めるし、難しい単語でもないから、大体の人はよく読めば分かると思うんだけど……
でも、読むリズムが壊れるんですよ。『よく読まないと読めない英単語』って。
折角の没入感が霧散しちゃう。
勿体ない。
なので出来れば『
ちなみに言うと、ルビの当たり方はちゃんと投稿前にプレビューで確認しようね。
時々(私もだけど)意図した範囲ではない時、ルビとして認識されない時があるから。
気をつけようぜっ!!!
ちなみに上記は
『|Virtual《バーチャル》 |Personal《パーソナル》 |Space《スペース》』
って書いてるよ。
②特殊な名前をつけてる場合はルビを振ろう。
これ、ラノベではよくあるんだけど、普通ではちょっと読めない漢字名をキャラにつけてる事があるよね。
作者は読めるからいいだろうし、ぶっ通しで読む人も覚えてるからいいだろうけど……
社畜はぶっ通しで読むなんて時間取れないんだよ……
久しぶりに続き読んだら、主人公の名前読めなかったとかザラだよ……
ちなみに。
私は『例え私が──ても、』では、登場キャラの名前には全員必ずルビ振りました。
ユーザー辞書登録すると全然苦じゃないので。
こういう点ではデジタルって楽だよねー。
ちなみに、演出の一環です。登場キャラの名前のルビがカタカナになってるのもそうです。
つまんない
あ、あと、これは無駄に細かいIT屋の感覚なんだけど、フルネームにルビを振る時、ちゃんと、『姓』と『名』で別に振ると嬉しい。
『
ではなく
『
ね。
ほんの小さな差異なんだけど、仕事柄どうしても気になっちゃうんだよね……
ユーザー辞書に登録すれば、全然手間じゃないから、是非よろしくお願い致します……
③ちょっと読みにくいかな? と思われる漢字にはルビを振ろう。
上にもありますが、例えば『
あんまり普通は使わない漢字だよね。
ラノベのメイン読者は中高生。小学生も読んでます。
漢字を使うなとは言いません。(だって使いたいじゃん?)
ルビを振ろう。
私は小説を読んで色んな漢字を読めるようになったクチなので。
小・中学生を厨二病にするべく、カッコいい漢字は使おうぜ!!
例えば『所謂』
読めないよね? (※私は読めない)
『
デジタルで書く事に慣れてると、漢字に簡単に変換してくれるから普通に使いたくなるけど、自分がソラで書けない漢字は、使わないかルビを振ろう。
あとは、二通り読める場合、意図して読ませたい読み方があるなら、それもやっぱりルビを振ろう。
『戯言』が『ざれごと』なのか『たわごと』なのか、漢字だけじゃ分かんないしね?
④公開前に、必ずプレビューしよう。
いきなりカクヨムのところに書き始める人ってそんなにいないと……思うんだけど……みんな、そうだよね?
一回、
まぁいいか。
書いたものをすぐ読んで欲しい気持ちは分かるけど、一回以上、公開前に必ずプレビューで表示を確認しましょう。
字下げ、ルビ、誤字脱字の確認。
また公開直後に、縦書き表示にしてみてオカシイ場所がないかどうかを確認しよう。
(……私はやってないけどね。ふふふ……)
(あと、出来れば編集中のものを縦書きプレビューできるようにして欲しい。お願いカクヨムエンジニア様方!!)
******
ここで言いたいのは、要は『読んでもらう為の基本努力をしよう』って事。
折角縁があって出会ったワケですし。
書き手としては最後まで読んで欲しいし、
読み手は気持ちよく読みたいよね。
勿論、ここで書いたのは絶対じゃないです。
偉そうに色々書きましたが、私自身出来てない部分もあるし、『プロでもないくせに』と思われるかもしれません。
はい、プロではないです。
なので、頭の片隅にでも入れておくか、不要であれば忘れちゃってください。
今回はこんなところですかねー。
以上。
お疲れっす!!!
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