4月19日② ※ネタバレ注意

 さて。

 気を取り直して、敵について考えるよ。


 未来人です。

 主人公の命を狙っています。


 以上。




 なんも決まってないに等しいなオイ……


 そういえば。


 敵って、魅力的であればあるほど、ストーリーが面白くなるんだとか。


 その魅力ってのは2パターンあると思ってます。


 ①主人公喰っちゃうぐらいキャラが素敵。

 ②見てる全員が『死ねばいいのに』と思うぐらい物凄く悪いキャラ(しかしストーリー上では敵に有利に進む)


 ①の場合は意図せず主人公より人気出たりして。

 例えば、某有名RPG4のデスピサロ(※)とか。(もはやゲーム名伏せる意味がない)

 ファミコン版では勿論ラスボスですから倒すだけなんですが、焼き直し版だと……おっと誰か来たようだ。



 ②はもう、相手を倒した時の爽快感が凄まじい。

 もう、見てる全員が死を願う程の極悪非道キャラ。なのになかなか倒せなくてイライラやきもきイィーッ!! ってなるタイプ。


 コレはどっちにしようかなぁ。


 そういえば。

 まだ主人公を殺しにくる具体的な理由を考えてなかったなぁ。


『アンドロイドのロジック作成反対派』であり、『アンドロイド子守反対派』


 橘さん(https://kakuyomu.jp/users/mikoto_tachibana )のアドバイスに、宗教絡みはどうか、というアドバイスもあったし、その方向で少し考えてみる?

 政治との癒着って点も面白そうだし。




 現実宗教にも、偶像崇拝禁止ってのがあるんだよね。


 偶像……人形や人間を模して作ったもの。像など。


 偶像崇拝……偶像(この場合は、金属や粘土、木等で作られ、宗教的意味を持つモノのこと。仏像とか護符もこの中に入る)を崇めること。

 仏像や御神体に祈りを捧げたりする事もここに入る。

 つまり仏教や神道は、偶像崇拝の側面もあるね。


 偶像崇拝禁止……偶像を崇める事を禁止すること。神は唯一にしてごく一部の人間を除き接する事が出来ず、目に見えないものの為、その姿を模したりしちゃいけないらしい(ざっくり)



 うーん。


 日本人にはなかなか理解できない思想だ。

 八百万の神がいる国なので、下手したら愛着を持って長年使ったものにすら『付喪神』という神さまが宿ると信じられているし(私は信じてる)、御神木があったら拝むよね。


 アンドロイドの話とどう混ぜるか。


 ……あれか。

 そういう偶像崇拝禁止の宗教は大体が『人間は神が作ったもの』であり、その神の領域に手を伸ばしては天罰が下ると思われている。


 なので、に作られたアンドロイドが、という行為が『禁忌に値する』といった感じかな。


 確かに。

 想像しただけで賛否両論を呼びそうだ。


 アンドロイドが子守する事を嫌がる人の中には、アンドロイドの存在そのものに嫌悪感をいだく人もいれば、嫌がる人もいる。家族のように受け入れられ、人間に混ざって人間のように振る舞う事に嫌悪感を持つ人もいるかも。


 あ。

 ちなみに。

 私も人間の姿をした人形が苦手です。

 怖い。


 人間に似てるから怖いのではなく、宿で怖い。

 何者なんだお前は、的な。

 見るな、怖い、見てるだろお前、こっち見んな、的な。


 なので、ぬいぐるみは平気。

 人間型アンドロイドは苦手のくせに、生々しくないロボットは好き。

 そのロボットが感情みたいなものを目覚めさせちゃったり、人を気遣ってしまったり、空気を読んだりするのとか好きィ!!!


『キノの旅』という話に、お喋りな二輪車が出てくるんだけど、もう堪らないね。


『スターウォーズ』のドロイドコンビも大好き!


『ナイトライダー』って知ってる?

 私立探偵の相棒が『喋る車』なんだよね!

 もう好きィ!

 おそらく、無機物(※非人間型)を相棒にする、といった話が好きなのは、きっとナイトライダーの影響だ。



 おっと話が逸れた。



 偶像崇拝禁止の宗教は他にも現存しているものがあるから、それに似せたら危ない。

 似ない感じの新興宗教作れないかなぁ。


 法案可決されてアンドロイドが出回り始めた頃から興った宗教。


 人は人によって育まれ成長していかなければならない


 的な?


 うーん……宗教の成り立ちから考えた方が良さそうだなぁ。



 私が思うに(※あくまで私の独断と偏見ね)、

 宗教って、秩序のない世界に秩序をもたらす為に生まれると思うんだよね。


 そう書くと、なんだかデスノート的思想にも思われちゃいそうだけど……


 絶対的に人間には太刀打ち出来ない存在を畏れ敬う事で、作法を生み、文化を作った。


 文化や習慣、価値観が違うと争いになる。


 無駄な争いを生まない為の宗教。

 争いにより疲弊した人達の心を救う為の宗教。


 人間は社会コロニーを形成する生き物だから、『女王アリ』的なものが結局必要になるんだよね。

 群れを統率する存在が。


 でも、人間だとそれは争いの種になる。

 だからその『女王アリ』の役目が、『神様』になったんじゃないかと。


 また、人間には到底起こす事が出来ない『奇跡』、そして『偶然』、それらも『人の力が及ばないので神様のおかげ』という事になり、宗教を補完するといった形式になっていったんじゃないかなぁ……


 多分。


 と、いう考えを元に、ストーリー上の新興宗教を考えてみよう。


 この新興宗教の『秩序』とはなんだ?

 大体は、不特定多数の『不安』を取り除く為にある。


 アンドロイドが子育てする事により、何かが不安なんだろうな。


 人によってそれは微妙に違うのだろうけど。


 例えば、

 機械に人間を育てさせるという嫌悪感

 機械に育てられた人間が人間と言えるのかどうかの不安

 機械が人間と同じような行動をとる事への嫌悪感

 人は人によって育てられるべきだという価値観の揺らぎ

 機械に育てられる事により、生き物としての感覚をなくすのではないかという不安

 アンドロイドが人間に近くなる事によって、生物としての人間の価値が下がるのではないかという不安


 などなどなど……


 ふむ。

 そうだなぁ。


 社会現象をもう一つ混ぜるか。


 例えば。


 人間を愛せなくなった人が増えたとか。


 アンドロイドに恋をする人、

 アンドロイドしか愛せない人、

 アンドロイドを人間扱いして人権を与えようとする人、


 それにより、また出生率が下がり始めてたら面白いかな。


 今までは、あくまでアンドロイドは人間の生活のサポートだったのに、

(見た目が)人に近い存在となった事で、アンドロイドを人間扱いする人が増え、他の人間とコミュニケーションを面倒臭がる人が増えた。

(アンドロイドには基本『感情』がないので、禁止されている事以外は大抵やってくれるから)


 人間のパートナーとして認知される事が増えた事により、

 と不安に思い始めていたりしてね。



 サバコンのストーリーでも多そうじゃん?

 AIっていう作品。


 その新興宗教は、その事に途轍もなく危機感を持ってるの。

 怖いのさ。


 だから、アンドロイドがこれ以上人間の生活に食い込む事も嫌だし、

 人の仕事の代替をするのも嫌だし、

 人間が今までやっていたであろうのも嫌。

 洗脳してそうだし、って感じかな。


 流石にアンドロイド作る側の人間も馬鹿じゃないから(むしろビックリするぐらい頭のいい人間たち)、『子供達を洗脳』できるような仕組みの余地は作らないし残さないと思うんだよね。

 というか、そうであって欲しい。

 なので、新興宗教の人達が言う『子供を洗脳してそうで嫌』っていうのは、完全なデマなんだけど、新興宗教の人たちは信じない。

 アンドロイドに乗ったシステムの事なんて知らないだろうからね。

 それに、『洗脳なんてしてないよ』という言葉すらも、もう『洗脳されてしまった人間の言葉』という風に聞こえてしまい、さらに孤立する事になりそう。


 それに……


 システムの致命的欠陥によって世界が崩壊した、なんて題材の作品を見ると『技術者バカにしてんのか』と思っちゃうもんで。

 私が。


 私の作る作品は、あくまで技術・テクノロジーは人間の味方です。

 悪用されないように、日々技術者は戦っているのです。

 私も戦っています。

 悪用する人間が人類の敵です。

『俺クラッカーなんだ』なんて言う人がいたら、全力でぶん殴る代わりに膝カックンして逃げますよ。


 ビビりだからなっ!!




 長くなっちゃったので、更に続くよ!




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※デスピサロ

 某有名RPGのラスボス。

『あー。そりゃあ人間の事憎むわぁ』と、人間を滅ぼそうとする理由がちゃんと明確。

 何よりイケメン。

 でも、最終バトルではイケメンの姿をかなぐり捨て、一部の女性ファンを落胆させた。

 ちなみに、倒したと思っても何段階か変身する。

 当時の子供達に、『ぬか喜び』という屈辱的感情を教えてくれた。

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