閑話
がんばるろーぐVR相談コーナー そのさん(メタ有)
「皆さん、やっほー。VR相談コーナーのお時間です。お相手はいつもの様に私、コートニーとレイちゃんでお送りします」
「よろしく」
「あら? 何時もはウダウダ言うのに、今日は素直ね」
「ん? 尺の都合ってヤツだな」
「それ、三章の終わりの方でずっと言っていたけど、なんでかしら?」
「この作者って日常パートが苦手なんだよ。普通に書けばあっさり終わる話を、馬鹿みたいに何か笑わせようとするから、いつも悩んでやがる」
「そうねぇ……」
「それなのに、チョコチョコとフラグを立てるから、何時も章の終わりで回収作業に追われて日常パートがグダグダに伸びてるし、今回はそれで書けなくなって、読者に迷惑かけたからな。作者は反省して死に腐れ」
「振り返って思い出すと、起承転結の最後の結が伸び伸びになっているのは事実よね」
「それを笑いでごまかしていたけど、そろそろネタも尽きて限界が来てんじゃね?」
「よく分かりませんが、このコーナーは作者の相談コーナーではないので、そろそろ本題に入ります」
「あいよ」
「それでは、今回最初の相談者です。新潟にお住まいの漬物屋さんからの相談です」
『ロビンがヘイトを無視して暴れるから、パーティープレイが出来ねえ。
レイから何とか言って、アイツを押さえてくれ!
マジで頼む。このままじゃ俺らはヘトヘトだ』
「これはギルド『萩の湯』の繁蔵さんからの相談ですね。それではレイちゃん、お願いします」
「相談の前に、今の最後に出てきたヘトヘトってのは、もしかしてヘイトに対するギャグのつもりなのか?」
「そうなのかしら? 今、何も考えずに読んだけど、そう思ったらどっと疲れが出てきたわね」
「こんな中年にはなりたくないな。それで相談内容だけど、俺から言うのは筋が違うだろ。テメエは
「ロビンちゃんが人の話を聞くような性格じゃないのは確かよねぇ……」
「本当、フリーダムな性格ってのは、他人に迷惑な存在だよな」
「…………」
「……何?」
「それ、レイちゃんが言う?」
「その言葉をそっくりそのままお返しするよ」
「「…………」」
「それでは、次の相談者です。神奈川にお住まいの女子高校生さんからの相談です」
『えっと、こんにちは。
相談なのですが、私は飼っているペットにちなんでキャラの名を付けています。
そして、私が飼っているペットは猫のチンチラじゃなくて、チンチラ科のチンチラです。
どうも皆さん勘違いしているみたいなのですが、どうしたらいいでしょうか?』
「えっと、チーちゃんからの相談ですが、私も知りませんでした」
「今頃になって、衝撃の事実だな。だけど、もう手遅れ」
「そうよねぇ……」
「あだ名まで『プチキャット・フロム・ヘル』で猫が付いてるからな。今から実は猫じゃないですって言ったところで、全員「どっちでもいいよ」って回答が返ってくるんじゃね? 俺もそう思ってるし」
「と言う事で、チーちゃん、諦めてね」
「締めが早いな」
「尺の都合って奴よ」
「次は、キンググレイスにお住まいの冒険者ギルドの社員さんからの相談です」
『ニルヴァーナのレイって人を何とかして欲しいにゃ。
この間もフラッと来たと思ったら散々私の事を馬鹿にして、1Gだけ預けて帰ったにゃー!!
大口の客だからって虐めないで欲しいにゃ!!』
「えっと、レイちゃん、虐めは良くないわよ」
「だってATMがねえんだもん仕方ねえよ。それに俺は普通に窓口で下ろそうとしたら、あの虎が勝手にクロミを呼んだだけだし……」
「それでも1Gだけって……」
「いや、そこは勘違いってヤツだ。虎がクロミを呼んでいる間に、別の窓口で金を下していたんだよ。ただ来てくれたのに用はねえって追い返すのも可哀想だから、1Gを預けたんだ」
「……えっとクロミちゃん。どうやら誤解だったらしいです。あまり気にしないで下さいね」
「それでは、次の相談者です。東京にお住まいのモデルさんからの相談です」
『おい! #裏垢ゲーム女子のハッシュタグを付けて、私のスクリーンショットを載せてるのは、お前だろ!! 後で覚悟しとけ!!
それと、私は別に赤パン健康法の信者じゃない! 変なコメントを入れるのはヤメロ!!』
「……以上、ロビンちゃんからの相談? なのかしら?」
「やべえ、バレてるし」
「何やってるのよ……」
「アイツ自分の言いたい事だけ呟いて、他人のツイートなんて一切見ないと思ってたんだけどな。どこで知ったんだ?」
「それでどうするの?」
「どうにでもなーれ」
「本当に知らないわよ……」
「これで今回の相談コーナーは終わりです」
「何時もと比べてアッサリしてたな」
「これから重要なお知らせがあるから、早めに終わらせたのよ」
「重要な知らせ?」
「これまで毎日更新していましたが、今回で更新を停止します。毎年の事だけど、年末は作者が忙しくて執筆できないのよね」
「更新停止と言っておきながら、実は中途半端な状態でエタるつもりか?」
「作者が言うには、元々ガンバルローグの3章は4章と合わせて1つのストーリみたいだから、何時になるかは分からないけど再開はするんじゃないかしら?」
「そうなの?」
「ええ、文字数だけなら、1章と2章を合わせたぐらいのボリュームって言ってたわね」
「……少しは削れよ」
「それと、この小説、実は書籍化打診がありましたが……」
「……が?」
「残念ながら編集者会議で落とされて、書籍化できなくなりました~~」
「やったね、涙が止まらない」
「作者曰く、「俺の人生も世の中もクソ」だそうです」
「カクヨムに投稿していてカドカワに見捨てられたら、もうおしまいだね」
「カドカワ? 違うわよ。ハヤカワよ」
「……へ?」
「だから書籍化の打診があったのはハヤカワ」
「何でカクヨムに投稿してるのに、ハヤカワなの?」
「……さあ? カクヨムに投稿してたら、ハヤカワで日本にSFを広めた有名な編集者から博報堂経由で、さらにヒナ・プロジェクトを経由して連絡が来たらしいわ」
「意味分からん」
「まあ、それも書籍化できなくなったから、終わった話だけどね」
「カドカワからは無視されて、ハヤカワには捨てられて、どうするんだろうね」
「と言う事で書籍化を求めていた読者の皆様には申し訳ございませんが、諦めて下さい。作者も諦めてます」
「書籍化が出来なくなった作者もレビューやフォロワーが増えたら、やる気が出るんじゃないかな? ってカンペが出たけど、露骨過ぎやしませんかねぇ?」
「それでは来年の何時になるか分かりませんが、ごきげんよう」
「スルーしやがった……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます