第35話 豊胸ロケットミサイル

 最初に戦闘ギルドへ向かう。

 ここでは突刺剣、打撃、格闘技の三つのスキルを購入予定。


「すっげー人ごみ」


 戦闘ギルドの中に入ると行列ができていた。全員、スキル購入で並んでいるのか? 現実の時間だと夜の九時過ぎでコアタイムだし、並ぶのも仕方がないか……。

 俺も順序に従って最後尾に並び待つことにした。


「アサシン!」


 ぼーっと壁の煉瓦を数えながら行列に並んでいたら、一番聞きたくない単語がギルドの入り口方向から聞こえてギョッとする。

 まさか俺じゃないよな……恐る恐る振り向くと、ロケットミサイルを胸に二つセットした見知らぬ豊胸女が手を振りながらこちらへ向かってきていた。

 ……その胸は盛りすぎだろ。Hカップは確実にあるんじゃね?

 巨乳に憧れるのは構わないけど、乳首から母乳じゃなくてシリコンが出てきそうだな。ちなみに顔は……まあ普通じゃね?


 ダブルパイオツミサイルを吊り下げた女は俺の方へ来て……俺の一つ前で並んでいる男の腕に抱きついた。

 恐る恐る前の男をチラリと見れば、身長が高くスラっとした全身皮装備のチャラ男がニヤケ笑いを浮かべながら女に何かを囁いていた。

 男は金髪のサラサラヘアーを掻き上げ、抱きついてきた糞ビッチに笑顔を見せながら、周りに見せつけるかのように自慢げに会話をする。その顔は……まあ普通だな。

 このゲームは背格好を変えられても顔の容姿は変えられないから、仕方がないね。


「あれがアサシン?」

「調合ギルドに忍びこんで不正暴いたって本当なのか?」

「ジャイアントスネークを一発でブッ倒すらしいぜ……」

「今日NPCから聞いたが、昨晩、盗賊団を壊滅させたらしいぞ」


 ギルドの内にいるプレイヤーがアサシンと呼ばれた男に注目して騒めき始める。

 そんな中、俺の目の前に居るバカップルは素知らぬ顔でキスしたり、ケツを撫でたり、「愛してるぜ」、「私もよ」とか語り合ったり……正直うぜぇ。公然わいせつも程々にしろ。

 このチャラ男が本当にアサシンなのか? 何かイメージと違うな。もっとこう無口で怖そうなイメージだったけど、まるで逆というかギャグ?

 だけど、このチャラ男が本物のアサシンで俺が偽物を演じたことが見つかったら殺され……いや、コイツが相手だったら平気じゃね? アシッドより確実に弱そうだし、俺が一人で駄目だったら街外れまで誘って義兄さん達とボコれば余裕で勝てると思う。

 それに、昨日の内にギルドマスターに頼んでアサシンが殺されたように偽装しているから、仮にこのチャラ男が本物だとしても明日には偽物に降格だ。


 目の前のチャラ男について考えていると、視線に気づいた豊胸女が俺を見て鼻で笑いだした。


「ねえ、なんか後ろのガキが私をヤラシイ眼つきで見てるんだけど、ウザクね?」


 あ゙? お前なんて見てねえし、ウザいのはお前だ。発情した捻くれブスが黙ってろ!!


「は? 何このガキ」


 俺が捻くれブスに呆れていると、突然、チャラ男が俺の頭をペチンと叩いた。


「…………」


 叩かれたまま頭を傾けていると、さらにバカップルが調子に乗り俺を馬鹿にする。


「あははっ。何コイツ、殴られても動かないでいる。馬鹿みたい」

「よせよ。俺がアサシン様だとビビってションベン我慢するのに必死なんだろ。おいガキ、ここで漏らすなよ、便所はあっち~」

「キャハハ、キタナーイ」


 ……俺は目の前に居るコイツらが理解できなかった。怒るとかムカつくとかそれ以前の問題だと思う。

 この人間の皮を被った異生物が、何で人間様の言葉を喋る事ができるのか。そして、下等な分際で何でこの俺様に話し掛けているのか。さらに、何で俺を叩いて笑い馬鹿にしているのか……。

 コイツ等は通常攻撃に挑発に混乱を混ぜているのか? 全く理解できない状況から何とか回復すると、本気で腹が立ってきた。


「お前等……」

「いい加減にしろ!!」


 目の前のクソに一言言おうとしたら、行列の後ろから怒鳴る声がした。

 振り返るとプレートメイルを着た身なりの良い……今度はコイツらとは逆にもの凄い美形の兄さんが立っていた。

 男と言うよりも顔だけ見れば間違いなく美人の部類に入る。女性に見えるツラはBLボーイズラブで例えるならば、掘られる側の人。

 彼が海の底よりも深いブルーの瞳を自称アサシンに向けて睨む。


「先程から聞いてれば、無抵抗な少年を苛めて何が楽しいんだ? それに女! お前割り込みは止めて後ろに並べ!!」


 プレートメイルのお兄さんは掘られそうなツラをしているけど、そのセリフは彼に掘られたくなるぐらい勇ましい。

 だけど、目の前のクソ二人は、プレートメイルのお兄さんが怒鳴っても、鼻で笑って馬鹿にしていた。


「何、コイツ~。顔は良いのに偉らそう~。何でアンタの言うこと聞かなきゃいけないの? ねえ、アサシン、コイツぶっ殺しちゃおうよ」

「兄ちゃんやろうってのか? 俺が誰か知ってて言っているんだろうな」

「お前達こそ周りを見てみろ」


 俺は既に生存術スキルで気が付いていたが、俺達の周りを数人のプレイヤーが取り囲んでいた。コイツ、アサシンなのに生存術スキル持ってねえのか?

 周りを囲むプレイヤーの中の一人に、歯並びの奇麗なゴリラ。いや、シャムロックさんが居た。

 俺が気付いたのを感知したシャムロックさんは、視線で合図したので小さく頷く。

 そして、周りのプレイヤー達が、この様子に騒めき始めた。


「おい、あれってデモリッションズじゃね?」

「え? あのオークキャンプを一パーティーで潰したってフリーギルドか?」

「現状最強ギルドじゃねぇか!」


 周りの声を聞くと、シャムロックさんは強いパーティーのメンバーらしい。

 ふむ。こいつはポーションを売って金稼ぎのチャンスか?




 目の前の自称アサシンと豊胸女は先程までの威勢が消えると、明らかに動揺した様子でシャムロックさん達を睨んでいた。

 囲んでいる人達がさらに距離を縮めると、暑苦し……訂正、観念したらしく「覚えてろ!」というベタな捨てセリフと共にギルドから去って行った。

 安心しろよ。お前等みたいなトップクラスの馬鹿は嫌でも覚えるわ。今度会う時まで精々短い命を大事にしろよ。


 バカ二人を見送っていると、シャムロックさんが近づいて話し掛けてきた。ケツの穴に力を入れて、スタンディングガードにする。


「後で用があるから、ギルドの外で待っているぜ」


 そう言うと、シャムロックさんは他の人達を引き連れてギルドから出て行った。

 後ろに並んでいるプレートメイルの人にも軽く会釈して、再び並んで待つことにする。

 用事って何だ? 何の用事なのか考えていたら、さらにケツの穴に力が入った。


 二十分程並んで俺の番が来たので受付の前に立つ。

 受付の人は忙しい業務に疲れている様子だったけど、今までボッタクてたんだし自業自得だと思う。

 購入予定の突刺剣、打撃、格闘技スキルの三つを注文して料金を支払う。

 スキルの値段は三つ合せても3gを下回っていた。今ならお得な5%OFF! ひゃっふー。


 サバイバルスキルを取得した時と同じように、スキルトレーナーの上に手のひらを置くと直ぐにスキル譲渡が終わった。

 突刺剣は今までの蓄積経験値があったのか一気にLvが4、打撃、格闘技もレベル3で手に入れたラッキー。これで適当に木人さんでスキルを上げれば、すぐに実践で使えそうだ。

 それじゃ、ひっさびさのステータスだよー。はいドンッ!


-------------------

レイ Lv11

アイアンスティレットAGI+3


取得スキル

【戦闘スキル<Lv.12> VIT+1】【生存術<Lv.11> INT+1】【危険感知<Lv.11> INT+1】【盗賊攻撃スキル<Lv.12> AGI+1】【盗賊隠密スキル<Lv.11> DEX+1】【サバイバルスキル<Lv.5>】【突刺剣スキル<Lv.4>】【打撃スキル<Lv.3>】【格闘技スキル<Lv.3>】【盗賊回避スキル<Lv.1>】


控え

【調合士スキル<Lv.8>】【毒作成スキル<Lv.6>】【薬草学スキル<Lv.6>】【生産スキル<Lv.5>】


アクション

 生存術・危険感知・ステルス・目くらまし(唾吐き)・バックステップ・バックアタック・足蹴り・薬作成・毒作成

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 受付の人に礼を言ってから、もう一回、プレートメイルの人にも会釈してウキウキしながら外に出た。




 ギルドの外へ出ると、シャムロックさんを含めた五人のプレイヤーが俺を待っていた。ケツの穴の……このネタはもういい、飽きた。

 手招きで呼ぶシャムロックさんに手を上げて近づく。彼ら五人を見ると……。

 一人はマウンテンゴリラ。いや、シャムロックさん。相変わらず、歯並びの奇麗なゴリラ面。


 次に、ローブを着た二十台前半ぐらいの若いエルフの優男。知性的な顔をしていて背が高く、ほっそりしている。そして、青い髪を背中の半分まで伸ばしてた。BLで例えるならば、知的なツラした穴掘り職人。


 シャムロックさんの隣に居るのが、俺と同じ年ぐらいの少年。髪と瞳は黒で生意気な面構えをしていていた。その生意気というかムカつく面構えを見ていると、取ったばかりのスキルで顔面に拳をぶち込みたくなる。


 そして、茶色の髪をやや肩辺りまで伸ばしているスダッドアーマーを着た日向みたいな笑顔のヒューマン女性。こちらは優男と同じぐらいの年齢だと思う。

 容姿は、ドしろーとがエスカレートしそうなエロ動画のタイトルで、当りを引いた時のお姉さん。


 最後に、こちらも俺と年齢が同じぐらいの少女。顔は少しツンとしいるけど、明るそうな感じ。赤い髪は伸ばしてポニーテイルで纏めていた。

 こちらの容姿は、十代で家出している少女とかのエロ動画のタイトルで、大当りを引いた時の女の子。


「久しぶり」


 俺がシャムロックさんに挨拶をすると、彼が軽く肩を竦める。


「久しぶりと言ってもまだゲーム時間で二日もたってないぞ」


 確かに……昨日は色々とあり過ぎて二日前が遥か過去に思える。


「そう言えばそうだったな。昨日は色々とあったから随分と久しぶりに感じたよ」

「何だ? ダンジョンにでも籠っていたか?」

「まあ、そんな感じ」


 話すと長いし面倒だからパス。


「それで何の用かな?」

「お前、シャムロックさんに偉そうな口を開くんじゃねぇよ」


 シャムロックさんに話し掛けると、突然、彼の横に居た糞ガキが俺に喧嘩を売ってきた。


「ブラッド、止めろ!」

「でもシャムロックさんにタメ口とか、コイツ、俺達を舐めてますよ」


 出会いがしらに喧嘩を売られているけど、お前、ドコ中だよ。名前と同じように顔面を血まみれにしてやろうか?


「えっと……ヤキモチ?」

「だ……誰がヤキモチなんて焼くか!」


 ブラッドと呼ばれた糞ガキが、それを聞いた途端に顔を真っ赤にして叫ぶ。


「そんなに照れなくてもいいと思う。俺はノンケだから分からないけど、同性愛だって立派な恋愛だと思うし、シャムロックさんとお幸せに」

「ちょ……馬っ! ……お、お前何を言っているんだ!!」

「レイ君、俺は男になんて興味ないぞ」


 納得した様子で頷いていると、シャムロックさんが全力で否定した。あれ? 違うの?


「シャムロックさんは彼の思いに気づいてあげた方がいいと思う。彼のシャムロックさんを見る眼差しに尊敬以上の感情が入ってるのが何故、分からない」


 シャムロックさんが青ざめて、ブラッドから少し距離を取る。


「……そうなのか?」

「違います、俺、女好きです! 女、大好きです!! シャムロックさんは尊敬していますけど、恋愛対象で見てません!!」


 彼は自覚していないが、言い訳の為に自分で女好きを宣言した結果、一緒に居る女性達から汚物を見る様な目で見られていた。


「本人の目の前だからって照れる事はないと思う。俺には理解し難いが、別に同性愛は犯罪じゃない」

「お前、いい加減にしろよ! これだけ口が達者だったら、さっきの馬鹿に何か言えばよかったじゃねぇか」

「えーー。馬鹿と話すと馬鹿が移るからやだよ」


 俺が言い返すと、ブラッドを含めてこの場に居る全員が同時にプッと噴出していた。




「くっくっくっ。面白いから続きが見たいが、もうその位にしてくれないか」


 背後から笑い声がして振り返ると、先ほどのイケメンなプレートメイルの人がこちらに向かって歩いて来た。

 そして、他のメンバーもブラッド以外の全員が笑っていた。

 シャムロックさんも先ほどのやり取りはただの冗談だと最初から知っていて、今は笑っていた。


「それで、彼がそうなのか?」

「ああ、あのポーションを作ったレイだ」


 その質問にシャムロックさんが答えると、プレートメイルの人が頷いた。


「初めまして。まずは自己紹介からしよう。私はチーム『デモリッションズ』のリーダーでヨシュアという。よろしくな」

「レイ」


 簡単すぎる紹介が終わると、ヨシュアさんが要件を切り出してきた。


「呼び止めたのは他でもない。君が作ったポーションを私達にも少し分けて欲しいんだ」

「いいよ」


 さらっと了承すると、逆に向こうが驚いていた。


「良いのか?」

「作り方は教えないけど、売る分には問題ないし。値段は十本で1gかな? 売った事ないから相場は知らんけど」


 結構ぼっているけど手間賃考えれば……利益七割ってとこだし妥当だと思う。

 何よりプレイヤー同士のトレードだから税金が掛からない。脱税大好き。


「ああ、もちろんだとも。君の作ったポーションでこちらは凄く助かるんだ」

「味音痴に成らずに済むから?」

「ははははは。まさにそのとおりだ」


 鍛え方が足りないな。義兄さんは不味いポーションをがぶ飲みするぜ。


「ポーションだけで良いの?」

「ん? 他にも作れるのか?」


 俺の質問にヨシュアさんが聞き返す。


「マナポーションが作れる」

「「「「「「マナポーション!!」」」」」」


 全員が驚くいているけど、さらに驚かしてやる。


「しかもスポーツドリンクレモン味」

「……!!」


 ヨシュアさんのパーティーの一人で、魔法使いの優男が俺の手を握ってきた。


「君、本当に作れるのかい! しかも美味しく!!」

「作れるよ」


 それを聞くと、さらに俺の手をぶんぶん振って喜んでいた。男に手を握られても嬉しくない……そして握る手が妙に生暖かかった。


「ぜひ頼む! シャムロック、この人は凄いよ。君は飲んだことないと思うが、マナポーションは不味くてMPがなくても飲めないぐらいなんだ。まさかあのゴーヤとドリアンを混ぜた味を変える人が出てくるとは……。

 それにマナポーションはβでも終盤でようやく作れる人が出てきたぐらい、作成できる人が少ないんだ」


 俺は飲んだことないが、ゴーヤとドリアンを混ぜた味とか最悪だと思う。

 一度飲んだジョーディーさんは悪くないって言っていたけど。まあ、あの人は別格というかダメだ、嫁として、人として、生物としても。

 それと、味の良いマナポーションは貴重っぽいから、ちょっと吹っ掛けようと思う。


「マナポーションはちょっと高くて五本で1gになるけど、大丈夫?」

「安い! ぜひ買うよ」


 これでも安かったか……まあいいか。非課税だからかなりの儲けになるはず。

 交渉が成立すると、魔法使いの優男の他にも、後ろに居たどしろーと系の美人もヒーラーだったらしく喜んでいた。




「それで何時できる?」


 ヨシュアさんに尋ねられて、明日の朝にはコトカに行く予定だから、何げに時間が限られている事に気が付いた。

 婆さん次第だけど、あの人は何時も居るから平気か。今から材料買って作るとなると完成は夜だから……明日の朝で移動と考えると訓練所は行けないかな。

 ああ、スキルを取りに盗賊ギルドにも行かないと……何でこんなに忙しいんだ?


「うーん、明日の朝にはコトカに行くから、渡すとなると明日の早朝しかないかなぁ」

「え? 君、生産職なのにもうコトカへ行くのかい?」

「誰が生産職?」


 俺が首を傾げると、逆に皆が「えっ」という表情を浮かべた。


「シャムロックがレイ君は調合師と言っていたけど違うのか?」


 ……この人、生産職に格闘技を教えていたのか? しかも、さっきの話だと生産職でもダンジョンに入ると思っていやがる。馬鹿じゃね? コイツ、マジで脳みそまで筋肉で作られているのか?

 せめて教える相手の職種ぐらい確認しろよ、無差別なのは階級だけにしておこうや。


「違うよ、本業は盗賊だよ」

「盗賊か、それもまた珍しいな」

「らしいね」

「うちにもローグは居るけど、至る所から引き抜きが来ているよ」


 ヨシュアさんが言うと、後ろの家出少女系美少女が俺に手を振っていた。彼女がローグクラスなのだろう。

 だけど、どこかで見たことがあるような、無いような……ダメだシリーズの番号が思い出せない。


「まあ、攻撃力がないのに必須スキルが多いから苦労するし、最初の村でほとんど挫折したって聞くからね」


 やはり最初の村では苦労したらしい。俺の話に少女がうんうんと頷いていた。


「じゃあ、朝までにポーションを作ってくれるかな」

「分かった。明日の朝に南門へ来てくれれば渡すよ。金もその時でいい」

「了解した。楽しみにしている」

「それじゃ、俺は盗賊ギルドに用事があるから、またね」

「待って!」


 ヨシュアさん達に背を向けると、ローグの女の子に呼び止められて振り返る。


「何?」

「今、盗賊ギルドは閉鎖してるわよ」

「うんにゃ。あるよ」

「この間の事件で盗賊ギルドは閉鎖されているわ」

「ライノの所だろ。スコットの方は普通に開いているよ」


 ちなみにスコットというのは、盗賊ギルドのチョイ悪おやじの事。


「ライノ? スコット? まあいいわ、もし盗賊ギルドに行くなら案内して。ギルドが潰れてからスキルが欲しくても誰も手に入れる方法を知らないのよ」


 おいおい、チョイ悪おやじ、ちゃんと仕事しろや。営業不足だから潰れそうになるんだよ。


「いいよ」

「よろしく」


 俺はローグの女の子を連れてヨシュアさん達と別れた。

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