青い天地の神語り

作者 円堂 豆子

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★★★ Excellent!!!

 人と人ならざる者の触れ合い、恋、そういうものを真正面から描いていらっしゃる物語です。

 あなたと一緒になるためには、あなたと違う身体にならなければいけない。だけどあなたと同じ生き物にならなければいけない。考え方を変えなければいけない、価値観を共にしなければいけない。

 異種間であると共に現実の恋愛にも置き換えられるような、貴霜と水依黎の純真であるが故の危ういやり取りから目が離せず、最後まで読み進めてしまいました。

 美しい描写は特に染色師である貴霜の暮らしや、その仕事ぶりによって際立ちます。特に色を交えた表現の部分は文字から色を想起してしまう、とても素敵なものだと感じました。

 最後に私事になるのですが、下記サイトにてカクヨムスコッパー日記を書いており、こちらの作品を掲載させていただいております。(過度なネタバレや引用は避けるようにしています)

 http://story-egoscooper.hatenablog.jp/

 掲載に当たり問題になる記述等有りましたら、削除対応いたしますのでご一報いただけましたら幸いです。

 素敵な作品をありがとうございました!

★★★ Excellent!!!

水の色や、翼ある者……とても美しい描写で、ついつい最後まで一気に読んでしまいました。

それぞれの登場人物に関して正体はわからないものの、「わからないからこそ良いのだ」と思えてしまう説得力がありました。

作者様の創造する世界観は圧巻でした。
楽しい一時をありがとうございました。

★★★ Excellent!!!

 なによりこの作品の魅力は、読者に見せてくれる荘厳で、美しい景色にあると思います。
 それらが、流れるような筆致で丁寧に描かれているため、すっと頭に入ってきます。まさに、読む絵画、といった表現が似合う作品です。
 また、人物の心の動きは、明快な口語が用いられていることもあって、直感的に伝わりやすく、ついつい感情移入してしまいます。