第220話一行は横浜中華街上空に到着、戦闘開始

鳥神カルラの上での、そんな騒ぎはともかく、一行は横浜中華街の上空に到着した。

そして、地上を見ると、やはり恐ろしい状況が広がっている。


まず、救急車が数えきれない程集まり、倒れた多くの人々を乗せたり、近隣の病院から集められたのだろうか、医師や看護師が道端で倒れ込んだ人に手当を施している。

しかし、それでも、その人数が多すぎ、対処しきれないようだ。

行列を作っている人たちが、そのまま道路に倒れ、嘔吐し、横たわる姿が後を絶たない。


光は、その状態を見て、相当苦々しい顔。

そしてサカラ神に目で合図。

するとサカラ神が、鳥神カルラから、浮き上がり不思議な呪文を唱える。


途端に、青白く細い霧雨のようなものが降りだした。


光はサカラ神に

「ありがとう、清浄霧雨、これでほとんどが救える」

と声をかけるとサカラ神は、真顔で頷く。


光は次に、華奈と美紀、由香利を手招き。

「三人で鏡の秘術を」

「悪菌、悪ウィルスを吸い取ってほしい」


光に手招きされた三人を代表して、美紀が不思議な呪文を唱えると、輝く豪華な鏡が出現。

美紀が光の顔を見た。

「こういう時には、八咫鏡」

光が美紀の言葉に頷くと、その八咫鏡からの光が、地上に向かって放射されていく。


光は次に由紀を手招き。

「寒川様の結界を張って欲しい」

由紀も、すでに御幣を準備していたらしい。

サッと、御幣を振ると、山下公園から中華街、元町、山手にかけて、薄いシールドのような結界ができあがった。


そこまで指示を出した光に春奈が尋ねた。

「私たちは、救護班?そろそろ降りるの?」

春奈としては、薬師如来の巫女であり、また母美智子も同じ系統、その仕事を指示されると把握したようだ。


しかし、光は首を横に振る。

「いや、その前に、コバエを退治しないと」

と、キャサリン、サラ、春麗の顔を見る。


ソフィーも地上の様子を見ている。

そして、苦々しい顔。

「あいつら・・・邪魔してる」


奈津美も、その様子をしっかりと見る。

「おそらく悪魔の意を受けた中国系の人かな、手当をする医師とか看護師、救急車を襲っている」

圭子も顔をしかめた。

「ひどいなあ、ヌンチャクとか刃物を出してまで・・・」



キンナラ神の小鼓の音が大きくなった。


「行くかな、みんな」

キャサリン

「思いっきり暴れます!」

サラ

「許しません、こんな奴ら」

春麗

「わが中国の恥です!何が何でも叩きのめす」


キンナラ神の小鼓の音と同時に、光、キャサリン、サラ、春麗は、上空から地上に降りていく。

そして、それぞれが、阿修羅、アーサー王、アルテミス、九天玄女の姿に変化している。

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