第6話三人の外国人転入巫女

光はいつものキョトン顔、由紀と華奈は叱られたので少々うつむき顔で、校長室に入ると、校長から声がかけられた。

「ああ、光君、由紀さん、華奈さん、わざわざありがとう」

「事情は、おそらく察しているとは思うけれど、始業式で全学園生徒に紹介する前に、あなたたちには紹介しておこうと思ってね」

校長は、いつもの落ち着いた表情、由紀や華奈が特に感じているような不安は全く見えない。


校長は言葉を続けた。

「始業式での光君たちの賞状とか記念品贈呈は、実はその場でもできることだから、それはさておき、隣の応接室に入ってもらいたい」

つまり、転入生三人は、応接室にいるということになる。


光が

「はい、わかりました」

と頭を下げ、歩きだすと、春奈が校長室から応接室に続くドアを開けた。

光に続いて、由紀と華奈も応接室に入った。


ソフィーはすでに応接室に入っていた。

そのソフィーから

「光君は、中央の席、隣に由紀さんと華奈ちゃん、私と春奈さんが横に座ります」との指示、光たちは、その通りに座った。

光たちの向かいには、三人の外国人転入生女子が同じ学園の制服を来て、座っている。


校長は、三人の外国人転入生女子の隣に立ち、紹介を始めた。

「まず、並び順でキャサリン、アメリカから、その隣がサラ、ギリシャから、そして春麗、中国からとなります」

校長がそこまで紹介すると、まずアメリカからのキャサリンが立ち上がった。


「キャサリンです、光さん、そして巫女の皆様、よろしくお願いします」

まず、かなりにこやか、明るくさわやかな表情である。

髪はブロンド、高級化粧品のイメージキャラクターとか高級ファッションモデルにもなりそうな超美少女、スタイルも完璧なほどに整っている。


光たちが、「ほぼ見とれているだけ」の状態で頭を下げると、今度はサラが立ち上がった。


「はい、私はサラと申します、キャサリン同様、光さん、そして巫女の皆様、よろしくお願いします」

サラは、キャサリンよりは落ち着いてしっとりとした雰囲気。

そしてサラは中近東風の目尻がキリッとした超美少女であるけれど、何よりスタイルがすごい。

ウエストはキュッと締まっているけれど、胸もお尻も、ものすごく発達している。

そして、時々、ソフィーの顔を見て、微笑んでいる。

光たちは、サラに対しても「ほぼ見とれているだけ」状態で頭を下げる。


最後に春麗が立ち上がった。

「はい、私が春麗。光さん、そして巫女の皆様、よろしくお願いしますね」

この春麗も、快活、機敏な身体の動かし方、そして、かなりな美少女、まるで中国美少女画像のイラストのような雰囲気。

小柄ながら、スタイルはキャサリン同様にモデル並になっている。

ここでも、光たちは「ほぼ見とれているだけ」状態で頭を下げる。


さて、その三人の紹介が一応終わったところで、校長が光の顔を見た。

そして、光に声をかけた。

「ところで光君、というか阿修羅様、この三人の女子高生たちの本当の姿も、ここで・・・紹介は・・・」

やはり、本当の姿については、校長も慎重な発言になるようだ。


校長の言葉をじっと聞いていた光は、その目を輝かせた。

そして、ゆっくりとその両腕を左右に開き、身体の正面で合わせた。

久しぶりの、阿修羅の合掌が完成し、光は阿修羅に変化している。


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