唐突に始まる裏話
小説ノート等々では何度も書かせていただいているのですが「辺境」「公女」は自分の中で実験作として書き始めました。「八英雄」? あれは元々、短編の練習作です。が、恐ろしく汎用性が高く、どうとでも展開出来る事に、書き終えて気付き、未だに書いているのです。一週に一度書くと、気晴らしにもなりますしね。
さて「辺境」と「公女」のお話。
「騎士戦争」を読まれている少数精鋭な戦友諸氏! にはお分かりかとお思いですが……あれです、僕の素の文章は、相当に読みにくく固いです。「騎士戦争」でも相当、自分の中では柔らかくしているつもりなのですが、当初、PV等の数字は全く伸びませんでした。★をいただいたのも、2ヶ月以上経ってからだった筈です(因みに、「騎士戦争」が小説処女作です)。
これではいかんな。少し試行錯誤+実験してみようと、思って「辺境」「公女」を書いてみました。
有難い事にどちらも書いてる本人が戸惑う程に読まれています。それは凄く感謝しています、モチベーションにもなっているのですが……あれです、本当に申し訳ないのですが、ずっと書いていると悪癖が出てきてしまいまして。
要はですね……色々と実験しようと思ってしまうのです。
どちらの作品も、キャラ等々を絞ればすっきりするでしょうし、説明等々を差し込めばもっと分かりやすくはなるでしょう。視点を固定すれば文章の通りがいいことは分かっております。
だけどまぁ……両作品でそれを重視しようと端から思って書いておりません。文章は出来る限り柔らかく、を心がけていますが、他は、色々やりたい! 精神で書いております。どうせなら、気になった事はやってみたいし。書いてみないと分からないですしね。
「公女」は、アレンと女の子の成長がテーマです。
「辺境」は、異世界物だけど、主人公はあくまでも一歩下がっている+キャラをとにかくいっぱい書きたい+過去の歴史がテーマです。
で……どちらにも共通しているのは――あえて、作中において説明を出来る限り削る+漫画みたいなラノベ、です。
僕個人は、どちらかと言うと歴史畑な人間なので、説明文(知らない人が読んだら『……暗号?』と呻くような)に慣れ親しんでおりますが、ラノベに関して言えば、読んでて想像出来る余白を作れないもんか、と常々思っておりました。また、漫画みたいに情報過多(要はキャラ数と断片情報が多い)なラノベがあっても良いのでは? とも。
う~んどうしよう……よし、そんなに読まれる事もないだろうし、自分で練習代わりに書くかー、という軽い気持ちで書き始め、今に到っております。
なので、まだまだ歩き始めたばかりなのですよ、というお話。
キャラを絞って、しっかり背景を固めて書くのは、GW以降の新作でやろうかと思っております。
何? 他の作品はどうかって?
「猫被り」は前、書きましたね。「姫様」は単に、可愛い男の子が主人公だと面白いんじゃ? という発想です。定期的に書いている作品中では、ある意味、あれが一番趣味です。「高遠」は世界崩壊後の世界からの再生。「道化」は逆に戦乱後の世界ですね。「ココミル」は優しい話(ねじ曲がりましたが……)。「MIの鶴龍」はある意味、本業?
「騎士戦争」は――素地は良いと自負しています。転生者が滅茶苦茶にした後の世界、というテーマは鉱脈だと思う次第。人気が伸びないのは……単に僕が下手なのです(泣)。
まぁ、こんな感じなのですよ。今後ともお付き合いくださいませ。
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