導入（１）高柱猫の問いかけ「このなかで、女性を犯したことのあるひとは？」

導入（２）高柱猫の応答「十九人は人間未満に決まりましたから」

本論（１）高柱猫の告白「あの、俺、……そこまで心穢れてない。穢れて、なかった。……ホントだよ？」

本論（２）高柱猫の信頼「白い砂浜、青い海、眩しい太陽、きたねえ、きたねえ、――死んじまえ」

本論（３）高柱猫の発見「だから、僕を犯したくなったのかな」

本論（４）高柱猫の屈辱『こんなきれいな海なんだから、ここで食べりゃいいじゃん！』

本論（５）高柱猫の黄昏「自分から、加害者になったんだよ。しょせんアイツらは強者でしかなかったんだ」

本論（６）高柱猫の懐旧「そんなあたたかな気持ちが自分のなかに生まれたのが歯がゆくて、だから僕はもう救われたんだって思ったのに――」

絶望論（１）そして、犯しは開始した

絶望論（２）良心

絶望論（３）かなえ

絶望論（４）純粋だった

絶望論（５）暗闇

感情論（１）自分が、破壊されてゆく

感情論（２）プライドを、かなぐり捨ててでも

感情論（３）間違ってるのは社会ではない

真実の本論（１）逆説的に、間違っているのは社会である

真実の本論（２）人間基準点

真実の本論（３）人権を、返せ

そして、あとは単なる真実