真夜中の思考

わたしはいま

何をやっているのだろう?

ふと思った

真夜中に

まだ起きているせいだった

部屋の中が

静かすぎるせいだった

余計なことばかりを考えてしまうのだ

もしかして

道を踏み間違えたのか?

とか

本来そういったことに答えは無い

問いを発する時点で何かがおかしくなっているのだろう

わたしは結局わたしでしかなかった

逃げられなかった

この世界で笑って暮らせる人はほんの少しで

自分はそうではなかった

ただそれだけの話し

「残念だね」

「うん」

ただそれだけの話し

多数決に押し流されたら

わたしはけして幸せにはなれない

みんなの言うことが

いつもわたしを苦しめる

暗く震えるぐらい寒い森の中だって

きっと楽しみ方は用意されているのだ

笑いたければ笑えよ

星空は

誰もいない場所から見上げることが一番、美しいと知っている

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