真っ白な地図
真っ白な地図
そいつを広げる
ずばっ
そこに描かれた図形を
凝視する
うふふ
笑みがこぼれる
あひゃひゃ
真っ白な地図が揺れる
いよいよやばい
そのような判定が下されかける
ちょっと待て
おれは正常だ
その理由をこれから説明する
あのな
真っ白な地図
そいつを握り締めて
おれは
巡りゆく季節の中で
きみだけは傍にいてくれると思うから
半透明のきみが
だから
まあいいや
真っ白な地図が燃えた
それとも萌えたのか?
どっちでもいいや
そんなことに意味があるのか?
問い掛けているうちに素直になった方がいいぞ
その気になったらおれは自分の都合の良いように世界を解釈し
そしてきみの胸元からは刃物の柄が生えることになるだろう
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