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目次
きみが好きだよ
死ぬほど好きだよ
いや、死ぬほどは好きじゃないか
でもそれに近いほど好きだよ
愛してるよ
いや、愛してはないか
愛してるに近い状態か
かなり愛してるか
そもそも愛がよくわからないか
おれは人間未満か
口先だけか
多分、好きだよ
大好きだよ
大大大好きだよ
いや、大大大好きではないか
心は冷蔵庫の中に置きっぱなしか
多分、取りに戻ることはないと思うな
心なんて無くても生きていけるから
感情を失くしてしまったぬいぐるみが
それでも部屋で笑い続けているように
刃物を刺したって平気だろう
最初から生きてないという奴もいるよ
断言するよ
いや、確かなものなんてもう何一つ残されてないんだった
視界に映る何もかもが曖昧で不透明なんだった
おれは誰だ？
そしてきみは誰だ？
そんなことをかつて喚いていた気もするよ
遠い昔の出来事だよ
前世のように遥か昔の出来事だよ
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