虹色の嘘

嘘だっていいのさ

この瞬間さえ逃れられれば

とにかく退屈だから

もう当たり前のことは見たくないのさ

見渡す限り現実ばかりさ

だから少しの間、許してほしいよ

虹色に輝くものに触れられたなら

それはもう罠

二度と戻って来れなくなる気持ち良さ

錯覚を真実とすり替えるのさ

わかっている

騙されたふりをしているだけさ

こんな子供騙しに

身も心も捧げるなんてどうかしている

けれど今はあらゆる手段を用いてでも目の前の景色は見たくない

完璧な夢があったらなと思う

そしてそこから目覚めないことが出来れば

きっと何もかも許すことも来るだろう

この世界が神様の悪ふざけだとしても

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