百花繚乱

作者 早瀬 翠風

54

19人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

物を書く。
孤独の中、まるで自分自身を削るようにしながら作品を生み出す。
その作業は、何かに取り憑かれたような心理状態の連続です。
届かない何かに常に手を伸ばし、時に失望し、嫉妬し、打ち拉がれ…
一つの作品を生み出すまでの凄まじい努力と苦しみは、全ての書き手に共通するもの。

けれど、そんな悲壮感やガツガツとした欲求を一切漂わせずに、この作品は書き手の切なる想いを艶やかに掬い上げます。
それは——自分の愛情を注ぎ込んだ作品を、一人でも多くの人に愛してほしい——そんな想い。
大切に育てられた、それぞれの個性と熱量に満ちた作品たちを、廓の中に並ぶ女性たちに見立てて。
女一人一人の持つ魅力がそれぞれ違うように、一つ一つの作品の奥深くにもっと触れて欲しい。愛して欲しい、そして愛した標を残して欲しい…

書き手の胸に常に滾る熱を流麗な花魁言葉で綴る、なんとも美しく艶やかな掌編です。

★★★ Excellent!!!

カクヨム二周年記念の企画にて、艶めかしくも大胆な描き方で綴られるカクヨム世界が体験できます。
一度ハマったら抜け出せない?
そんな予感と魅力を感じさせてくれる、切り口で見事カクヨムを描いてくれました。

カクヨムにハマっている方なら共感できる!
さぁ今日も素晴らしきカクヨムライフ!!