異世界摸摸具和

・顔


背面は褐色、腹面は白い毛に覆われている。

ヒゲとくりっとした目が特徴、可愛い。

オス。


・体格


15cm 0.1kg

平な尾に小さな手足、前足と後ろ足の間には飛膜があり、これを広げて滑空できる。

推定年齢50歳という、モモンガではあり得ないような超高齢。


・経歴


異世界におけるエルフ掃討作戦にて、横並びにしたガトリングガンによる一斉掃射により森ごとなぎ払う作戦が強行され、エルフおよび動植物は全て鉛の風に殲滅したと思われた。

しかしその中でこの個体のみが無傷で生き残ったため、貴重なサンプルとして睡眠薬入りの餌で鹵獲、持ち帰ってきた。

がカンパニーの規則を大幅に逸脱した作戦だった上に、モモンガとはいえ生き証人は残せないと処分が決定され、それでも情報が欲しいと今回の実験に投入された。


・性格


無邪気、寝てばかりで攻撃性はない。また天敵に襲われても能力でいなして、遊んでいるようにすら見える。


・能力


滑空、高いところから飛膜を広げて遠くまで飛ぶことができる。ただし鹵獲されてからは見せなくなった。

毒エサに引っかかるぐらいなので感知能力は高くなく、薬に対する抵抗力も無いと思われる。

シャオリー、究極の脱力により攻撃されてもその前に到達する風に流され、全ての力を受け流し、無力化する。至近距離からのショットガンですら脱力により無力化しており、戦闘での抹殺は今のところできていない。

原因不明、関連不明ながら鹵獲していた檻の床のコンクリートが砕かれたことがあり、それをやったのがこの個体なのか、だとしたらどうやったのか、不明。

それを除いて、齧るしか攻撃手段はない。歯は鋭いが出血よりも雑菌が怖いぐらいで、脅威ではない。


興味深い。

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