異世界天道虫

・顔


キチン質で黒い頭に短い触角、体と合わせて丸く一体化している。

メス、ただし放射能により生殖能力は破壊されている。


・体格


1cm 0.01kg

赤い背中に黒い丸の星がある。また翼はあっても飛行能力は失われている。

詳しい外見については能力ゆえに省く。


・経歴


遺伝子組み換えにより作り出された益虫、農薬を使わずに外虫を駆除できるという、カンパニーにあるまじき面白くもない生物だった。

しかし、実際は能力ゆえに兵器にも転用できるポテンシャルがあることが判明した。

今回の実験はその有用性の実験であり、同時にカンパニーとは何かを思い出させる意味も含まれている。


・性格


肉食性、主にアブラムシなどを食べる。

通常のテントウムシ同様、高いところに上りたがる習性があるが、飛行能力はないため、上りっぱなしになる。

何かが空を飛んでいると死んだふりをし、黄色い苦い汁を出す。


・能力


小型の虫にとっては天敵ながら能力としては虫であり、加えて何度も繰り返す通り、飛行能力もない。

原始的食欲不振、自然界では目立つ外見ながら、その身が不味いという情報が多くの生物の遺伝子情報レベルで刷り込まれており、この種はそれをさらに強化されていて、食べたり触れたり臭いをかいだりしなくても、遠くからその赤を見るだけ、その存在を認知しただけですさまじい食欲不振に陥る。

その内容は純粋な食欲の減退にとどまらず、吐き気、発汗、下痢、利尿といった毒物を体外に出そうとする防衛反応が過剰に促進され、継続すれば脱水症状から命の危機に陥る。

目を背け、臭いを嗅がず、食べたりしなければ影響はない。また、食欲不振も、この障害として残るほど後には引かない。


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