異世界羊

・顔


つぶらな瞳、ツノは無く、鼻は若干短め。オス。

白い体毛で覆われていて、まつ毛も白く、なぜか長い。


・体格


555cm 222kg

巨大な白い毛玉。それに申し訳程度に足と頭がついている感じ。

羊特有の白い羊毛が体積の大半、見た目よりも軽い。臭い。


・経歴


異世界おける羊を品種改良に組み入れた実験的個体。物質としての質は格段に良くなったが、商品には結びつかなかった。


・性格


臆病、のんびりな草食系。戦うよりも逃げる。また忍耐強く、能力と合わさって、一週間以上動かないでいることも珍しくない。


・能力


感覚器官は若干聴覚が優れているのと視野が広いのが人間よりも優れている程度で、嗅覚、味覚はむしろ劣っている。バランス感覚はずば抜けており、平均台渡りや揺れる環境での適応力に優れている。船酔いしない。

羊毛、全身を覆う体毛は丈夫で伸縮し、しかもパーマがかかっているためにバネのように機能する。この毛は専用のバリカンを用いても切断できず、またなかなか抜け落ちないため、商品化が頓挫した。

この中にマルマジロのように丸まることで、完全な球体となる。球体状態では、実験可能最大値である50m落下にも無傷であり、その他、物理攻撃に対して高い防御力、さらには衝撃吸収、分散能力を有する。

加えて、毛玉の内部には干し草や水分を蓄えている部分があり、球体状態でこれを摂取し続けることで外敵が諦め、立ち去るまで一週間以上の籠城が可能。

羊毛は羊毛なので酸や炎などによる化学変化に弱く、また本体の羊もあまりタフではないため、物理攻撃以外の手段が有効とされる。


興味深い。

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