異世界仙人掌
・体格
109cm 3kg
薄緑色の肉厚な本体に二本の枝、それらすべてに3cm近い太くて鋭い針が、生えている。
見た目よりも軽いのはその本体の大半が圧縮した酸素によって膨らんでいるからで、それぞれが内部が袋状に区分されているため一か所から漏れても全体がすぐさま萎むことはない。その酸素は光合成によって生成されていると推測されている。
・経緯
異世界転送実験の研究室に置かれていた観賞植物。転送されたことは一度もないが何かしらの影響を受けて変異したと思われる。
観賞、とはなっているが誰も気にも留めなかった存在だったため、被害者が出るまで変異に気づけず、どのような過程だったかは不明。
トラップとしての有用性を測定するために実験に投入された。
・能力
ニードルガン、本体より約2mの距離に物体が近づいた時、そちらの方向へ針を発射する。推進力は酸素で、発射後はその区間が萎むことで針のない面積を減らす。
物体の接近はどのように関知しているかは現段階では不明、最有力は音や振動、あるいは二酸化炭素の検知、それらの複合と考えられる。
通常のサボテンと比べると水分補充量が少なく、特に針を含めた表面は乾燥に近く、そこに圧縮酸素が加わって、わずかな火の気でも大爆発する。その時に周囲へ針を含めた破片をまき散らし高い殺傷力を誇る一方で、本体の軸は水分たっぷりでそのまま生存できたりする。
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