花びらひとひら手のひらに

作者 金木犀(。・ω・。)あう?

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★★ Very Good!!

(第15話「しがらみ」まで)

金木犀先生の描く登場人物たちは、打算もなにもない、ただ自分が信じるように歩み続けていく印象のある人物ばかりです。
ときどき青臭いときもあるけれど、まさに等身大のまま生きているんです。

本作の主人公、康平もそう。
香苗に自分の家庭環境を話すときだって、猫を拾ったときだって。
彼は嘘偽りのない、彼自身が信じることを、自分の言葉で、自分自身の行動として僕たちに示してくれました。友達がいないと揶揄される康平ですが、充や眞人(とあと小林くん)が彼のもとへ集まるのは、自然のことのように思います。
そういう康平の生き方は、見ていて気持ちがいいですね。

ていうか、この展開から着信拒否される主人公って、いったいなにやらかしたの……?

すでに微妙に変わりつつある登場人物たちの関係性ですが、一気に作品世界を揺るがしかねないような仕掛けも垣間見えて、読み手としてははらはらです。
主人公や充の家庭環境、眞人の恋心のゆくえ、そして香苗の存在など、これからの展開に期待せずにはいられません。

まだ物語は動き出したばかりですが、今後の三人の関係がさらにどう動いていくのか非常に楽しみです。