第16話 ちんしこ・オン・ザ・ラン05

 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。

 生きとし生けるもののすべてよ、あるがままにあれ。


 生きとし生けるもののすべてよ、魂の咆哮をあげろ。



 生きとし生けるもののすべてよ、自分を、自分自身を、決して裏切るな。




 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。






 俺はただ、俺はただ魂の声に従っただけで、なんの後悔もない――!






 晴れがましく、清々しい気持ちだ。

 ちんしこジュニアも、ズボンの中で、パンツの中で、満足気だ。


 晴れがましく、歌いだしたい気持ちだ。



 ちんしこジュニアも、ズボンの中で、パンツの中で、心地よい疲労に眠りについた。



 一日の、カリキュラムを過ごす。

 退屈な毎日が、圧力を増して、時間の進みを遅くさせる。


 さあ、早く一日よ終わってくれ。

 さあ、早く学校よ終わってくれ。


 さあ、早く明日よ来てくれ。



 俺が俺として俺の行動を決定づけて、間違いがないとした判断の、その真実を見せてくれ。




 さあ、早く明日よ来てくれ。




 数学の授業も。

 英語の授業も。


 国語の授業も。



 社会の授業も。




 物理も、化学の授業も。




 さあ、早く一日よ終わってくれ。

 さあ、早く学校よ終わってくれ。


 さあ、早く明日よ来てくれ。



 さあ、早く明日よ来てくれ。



 本当に名も知れぬ誰かが、俺のことを思ってくれているのかを、この二つの目に見せてくれ。




 俺が思った通りだとするのなら、明日も境界の女子トイレに、真ん中の個室に、今日と同じことがあるはずだ。






 レモン色に淡く染まった、情熱の染み込んだそれが、寸分たがわぬ位置に、きちんと納まっているはずだ。






 一日の、カリキュラムを過ごす。

 退屈な毎日が、圧力を増して、時間の進みを遅くさせる。


 さあ、早く一日よ終わってくれ。

 さあ、早く学校よ終わってくれ。


 さあ、早く明日よ来てくれ。



 俺が俺として俺の行動を決定づけて、間違いがないとした判断の、その真実を見せてくれ。




 さあ、早く明日よ来てくれ。




 数学の授業も。

 英語の授業も。


 国語の授業も。



 社会の授業も。




 物理も、化学の授業も。




 さあ、早く一日よ終わってくれ。

 さあ、早く学校よ終わってくれ。


 さあ、早く明日よ来てくれ。



 さあ、明日よ早く来てくれ。




 この俺の、曇りなき二つの目に、真実を見せてくれ。






 さもなければ、頼む、この両目を潰し、何事もないようにしてくれ――!






 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。

 生きとし生けるもののすべてよ、あるがままにあれ。

 生きとし生けるもののすべてよ、魂の咆哮をあげろ。


 生きとし生けるもののすべてよ、自分を、自分自身を、決して裏切るな。



 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。




 俺はただ、俺はただ魂の声に従っただけで、なんの後悔もない――!




 無間地獄というものがある。

 それは地獄の最下層の、八大地獄の中の、もっとも苛烈なものである。


 他の地獄が幸福だと思えるほどの責苦を、まるで永遠のように味わわされるため、そのため無間地獄と呼ばれる。



 俺の今日のこの日は、無間地獄に近しいとさえ思う。




 延々と、延々と、くだらない授業を受けさせられるなんて、学校は青春の監獄とはよく言ったものである。




 だいたい、授業など本当に必要だろうか。

 教師が教科書を読むだけで、無駄なのではないだろうか。


 自宅で同じことをすれば、半分かそれ以下の時間で、浪費は済むのではないだろうか。



 授業を聞かなければテストも解けないなど、大多数の生徒たちの頭の中は、かぼちゃの煮つけでも入っているのだろうか。



 俺にはこんな時間は必要ない。

 だから早く解放してくれ。


 俺にはこんな時間は必要ない。



 だから早く明日にしてくれ。




 自宅で教科書を、きちんと読んでおくから、だから早く明日にしてくれ――!




 なにを言うのか、自由にすれば、ちんしこをするだろうって?

 ――鋭いやつだ、ジュースをおごってやる。

 確かに俺は、ちんしこマンだ。

 確かに俺は、ちんちんしこしこマンだ。


 ちんちんしこしこ、しこしこぴゅっぴゅだ。



 しこしこぴゅっぴゅこそが人生だ。



 だが、今は一人でコいてる場合ではないだろう。

 俺はもはや、今や一人の身体ではないのだ。


 鏡に向かって、はやく抜けよなんて、やってる場合ではないだろう。


 俺だって、我慢する時くらいある。

 まさか明日、今日と同じなら、射精量が劣っては失礼になる。

 だから俺だって、我慢する時くらいある。

 まさか明日、今日と同じなら、今日の倍は射精をしないと失礼になる。


 なので俺だって、我慢する時くらいある。



 明日もしも、告発しようという誰かがいるのなら、今日コきすぎては逃げる足もなくなる。



 だから俺だって、我慢をして、今日はいつもよりちんしこの回数を減らしてやる。



 それがちんしこマンだ。

 すべての女性のために、それがちんしこマンだ。


 俺はただ漫然とちんしこをする、ケツの青いちんしこルーキーではないのだ。



 明日は明日のために、それがちんしこマンだ。




 だから俺だって、我慢をして、今日はいつもよりちんしこの回数を減らしてやる。






 まさか明日、今日と同じなら、射精量が劣っては失礼になるのだから、精力のつくものを食いまくって、倍の倍も射精しなくてはならないのだ、それこそがちんしこマンだ。






 だから、授業など、聞く暇はない。

 だから、退屈に過ごすなど、している暇はない。


 早く俺は、身体を休め、ザーメンタンクを満たさなくてはならない。



 早く俺は、精力のつくものを食って、迎えちんしこをして、明日に備えなくてはならない。



 わかるだろう、すべてのちんしこマンよ。

 わかるだろう、すべてのまんずりガールよ。


 わかるだろう、性に飢えた公団住宅の団地妻たちよ。



 わかるだろう、二次性徴の来ていないようなショタ食いの、淫乱眼鏡女教師よ。




 ありあまる性欲を持て余した諸君でも、無意味に発散すべきでないこともあるくらい、それくらいわかるだろう――!




 俺は今がそうだ。

 俺は今こそがそうだ。


 ちんしこマンは、最後のザーメンはとっておくッ!



 ブッかけレディは、今頃おしっこを貴婦人膀胱にため込んでいるッ!




 ならば俺は、最善を尽くし、全力で応えるために、最後のザーメンはとっておくッ!






 ちんしこマンが最高のちんしこのために、できるすべてを怠ってしまえば、すなわちちんしこの中折れだろうがッ――!






 無間地獄というものがある。

 それは地獄の最下層の、八大地獄の中の、もっとも苛烈なものである。


 他の地獄が幸福だと思えるほどの責苦を、まるで永遠のように味わわされるため、そのため無間地獄と呼ばれる。



 俺の今日のこの日は、無間地獄に近しいとさえ思う。




 延々と、延々と、くだらない授業を受けさせられるなんて、学校は青春の監獄とはよく言ったものである。




 だいたい、授業など本当に必要だろうか。

 教師が教科書を読むだけで、無駄なのではないだろうか。


 自宅で同じことをすれば、半分かそれ以下の時間で、浪費は済むのではないだろうか。



 授業を聞かなければテストも解けないなど、大多数の生徒たちの頭の中は、かぼちゃの煮つけでも入っているのだろうか。



 俺にはこんな時間は必要ない。

 だから早く解放してくれ。


 俺にはこんな時間は必要ない。



 だから早く明日にしてくれ。




 自宅で教科書を、きちんと読んでおくから、だから早く明日にしてくれ――!




 もはや既に、ジュニアが疼きだした。

 まだ昼休みにもなっていないのに、ザーメンタンクは、発射の支度を整えた。


 よもや俺は、ジュニアのご起立を招いた。



 まだ昼休みにもなっていないので、ひとりでコくなんて、なるだけ俺は平静を装った。



 なあ、ブッかけレディよ、あんたはどうだい。

 なあ、ブッかけレディよ、あんたも我慢してるかい。


 なあ、あんたは実に、俺のことが好きなんだろう。



 なあ、あんたが俺のことが好きだとは、きっかり事実なんだろう。




 あんただって、おしっこに行きたいのを我慢して、色づきがよくなるように紅茶でも飲んで、もじもじやっているんだろう。




 任せておきな、ひとりにはさせない。

 任せておきな、俺も一緒だ。


 任せておきな、絶対にひとりにはさせない。


 お漏らしをするのなら、言ってくれれば、俺だってお漏らしをする。



 なに、おしっことザーメンと、同じぶちまけちまうなら、大して違いはないもんだ。




 アンモニアの芳醇な香りと、栗の花みたいな塩素みたいな青臭いにおいと、大して違いはないもんだ。






 残念なのは、すぐに後始末をされてしまって、ちっとも発酵させられないことだ。






 もはや既に、ジュニアが疼きだした。

 まだ昼休みにもなっていないのに、ザーメンタンクは、発射の支度を整えた。


 よもや俺は、ジュニアのご起立を招いた。



 まだ昼休みにもなっていないので、ひとりでコくなんて、なるだけ俺は平静を装った。




 優しく言い聞かせてやれば、ちんしこジュニアはちんしこマンに従順なので、少しは我慢もできるもんだ。




 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。

 生きとし生けるもののすべてよ、あるがままにあれ。

 生きとし生けるもののすべてよ、魂の咆哮をあげろ。


 生きとし生けるもののすべてよ、自分を、自分自身を、決して裏切るな。



 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。



 晴れがましく、清々しい気持ちだ。

 ちんしこジュニアも、ズボンの中で、パンツの中で、満足気だ。


 晴れがましく、歌いだしたい気持ちだ。



 ちんしこジュニアも、ズボンの中で、パンツの中で、心地よい疲労に眠りについた。




 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。






 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け――。






 一日の、カリキュラムを過ごす。

 退屈な毎日が、圧力を増して、時間の進みを遅くさせる。


 一日の、カリキュラムを過ごす。



 退屈な毎日が、圧力を増して、時間の進みを遅くさせる。



 さあ、早く一日よ終わってくれ。

 さあ、早く学校よ終わってくれ。


 さあ、早く明日よ来てくれ。



 さあ、早く一日よ終わってくれ。



 数学の授業も。

 英語の授業も。


 国語の授業も。



 社会の授業も。




 物理も、化学の授業も。




 さあ、早く一日よ終わってくれ。

 さあ、早く学校よ終わってくれ。


 さあ、早く一日よ終わってくれ。



 この俺の、曇りなき二つの目に、真実を見せてくれ。




 さもなければ、頼む、この両目を潰し、何事もないようにしてくれ――!






 俺が俺として俺の行動を決定づけて、間違いがないとした判断の、その真実を見せてくれ――!






 本当に永遠のようだった。

 本当に無間のようだった。


 太陽はなかなか沈まなかった。

 月はなかなか昇らなかった。


 月はなかなか沈まなかった。



 太陽はなかなか昇らなかった。




 本当に永遠のようだった。




 目覚めとともに、ジュニアのやる気を感じる。

 眦を決して、俺は深く、強く頷く。


 目覚めとともに、ジュニアの強いやる気を感じる。



 刀を抜く前の予備動作のように、俺はそうっと、ジュニアを撫で上げてやる。




 応じるように、ジュニアは寝間着のズボンの中で、パンツの中で、びくびく震える。




 さっさと支度を済ませ、家を出た。

 気が逸ったか、原付のあんちゃんともすれ違わなかった。


 鞄の中には、朝練のために母親の作った、昨晩の残り物詰め合わせの弁当があった。



 急なリクエストにこたえて、精力のつくものを、母親は大層拵えてくれた。




 穴掘りっく・捨てロイド部って、練習が厳しいのねって、そろそろ気づいてもいいのではないでしょうか、お母さん。






 あなたがちっとも気づいてくれないからこそ、俺はこころよくまでちんしこできるし、ブッかけレディとも仲良くなれました、お母さん!






 空は今日も、どんよりと曇っていた。

 女子トイレはいつもより、湿気が強く芳醇だった。


 昨日と同じくらいの時間に、雨が降り始めて、女子トイレで俺は、窓から外を覗いた。



 いい傾向だ――そう思った。



 胸の動悸を抑える。

 ジュニアを遊ばせるのも惜しく、歩を踏む。


 胸の動悸を抑える。



 むわん――と、強いにおいが、身体中を支配する。




 五つの個室の、真ん中を開けて、俺はハニーに挨拶をして――。




 スライド式の、鍵を閉めた。

 強いにおいが、あたりにたちこめた。


 ひとつ、深呼吸をして、ジュニアをなぞった。



 目を閉じて、キスするみたいに俺は、ハニーを覗き込んで――。




 ゆっくりと、難関大学の受験の、合格発表のように目を開けて――。






 ――あるッ!





 強烈なにおいだった。

 濃厚な色合いだった。


 俺は正解だった。



 俺のぎとぎとべたべたなザーメン・ペーパーに、彼女は応えた!




 ちんしこマンとブッかけレディが通じ合った――!






 強烈なにおいを放った、じゅくじゅくに熟成されて濃厚な、もはやウィスキーみたいな色のおしっこ・ペーパーだ――!






 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。

 生きとし生けるもののすべてよ、あるがままにあれ。

 生きとし生けるもののすべてよ、魂の咆哮をあげろ。

 生きとし生けるもののすべてよ、自分を、自分自身を、決して裏切るな。


 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。



 俺はただ、俺はただ魂の声に従っただけで、なんの後悔もない――!




 俺はただ、俺はただ魂の声に従っただけで、なんの後悔もない――!




 盛大に、俺はブッ放した。

 予告通りに、俺はブッ放した。


 倍も、倍の倍も、俺はブッ放した。



 十倍も、二十倍も、俺はブッ放した。



 さあ、ブッかけレディよ、愛情を育もう。

 さあ、ブッかけレディよ、ブッかけてやろう。


 さあ、ブッかけレディよ、ブッかけさせてやろう。



 さあさあ、ブッかけレディよ、あんたのおしっこみたいに濃厚な、俺のザーメンみたいに絡みつくような、愛情を育もう。



 人生はちんしこだ。

 人生はちんしこだ。


 人生はまんずりだ。



 ちんちんしこしこ、まんまんずりずりだ。




 しこしこぴゅっぴゅ、ずりずりぴゅっぴゅこそが人生だ。




 さあ、ブッかけレディよ、愛情を育もう。

 さあ、ブッかけレディよ、ブッかけてやろう。


 さあ、ブッかけレディよ、ブッかけさせてやろう。



 さあ、ブッかけレディよ、愛情を育もう。




 さあさあ、ブッかけレディよ、あんたのおしっこみたいに濃厚な、俺のザーメンみたいに絡みつくような、愛情を育もう。






 さあさあさあ、ブッかけレディよ、あんたのおしっこみたいに濃厚な、俺のザーメンみたいに絡みつくような、末代までの恥みたいな、語りつくされる愛情を育もう――!






 生きとし生けるもののすべてよ、魂の声を聞け。

 生きとし生けるもののすべてよ、あるがままにあれ。


 生きとし生けるもののすべてよ、魂の咆哮をあげろ。



 生きとし生けるもののすべてよ、自分を、自分自身を、決して裏切るな。




 すべてのちんしこマンよ、いいか、魂の声に従うことこそが、生きることすべての、攻略のヒントだ――。

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