第15話 ちんしこ・オン・ザ・ラン04

 ちんちんをしこしこする時に、向こう側にいる誰かとは、最も最重要な要素だ。

 何度か語ったとは思うが、俺は単に洋式便器が好きなのでなく、女子トイレだからいいのだ。


 女子トイレの洋式便器だから、そこに名も知れぬ女性が座ったという事実があるから、だからこそいいのだ。



 ちんちんをしこしこする時に、むこう側に居る誰かとは、だから最も最重要な要素だ。




 校舎とグラウンドの境界の、狭間のような聖域の女子トイレでも、それは同じことなのだ。






 俺はいつだって、ハニーと接触したスポーツ少女を想い、愛情の数だけだくだくと、ザーメン・スプラッシュ・スプリンクラーになるのだ。






 それはおよそ、不特定多数である。

 それはいつも、だいたい漠然としている。


 誰かの顔と誰かの胸と、誰かの腰と大きなお尻と、警察が犯人を捜すモンタージュのようである。



 特定の誰か、可愛い子ちゃんでちんしこすることもあるが、それは滅多にないことである。




 誰かたちが使った洋式便器で、ひとつの偶像にこだわることは愚の骨頂で、俺はハニーたちをすべて、すべて、すべて、全員を愛しているのである。




 ただ、今度ばかりは状況が違った。

 今度ばかりは、相手はひとりなのだ。


 どこの誰とも知らないが、俺を想ってブッかけようと、俺を想ってブッかけられようと、レディがそこに座っているのだ。



 俺に向けられた熱い視線――否、飛沫を上げた尿道口に、俺は応じねばならんのだ。




 ふく――と穴の広がって、黄金色の聖水の放出するのを、甘んじて俺は、受け入れなければならんのだ。




 黄金水の、放物線を描く、その直径。

 まるで尿道口のほんの一ミリ大きな、無理矢理にひり出されたような、愛情たっぷりの排泄物。


 彼女のお腹の中で、一滴一滴ぽたぽた溜まって、時間をかけて煮詰まって、濃ゆく色づいた極上スープ。



 まるで尿道口のほんの一ミリ大きな、無理矢理にひり出されたような、愛情たっぷりの排泄物。




 まんまんにちんちんをぶっこんで、心ゆくまでずりずりするみたいな、生殖行為にも似た生理的欲求。




 それは快感だ。

 女性でなくてもだ。

 それは快感だ。

 男だってそうだ。


 それはとびきりの快感だ。



 我慢した後の排尿は、ちんしこにも勝るとも劣らず、煮詰まった小便の上げる湯気は、別府温泉の硫黄のにおいだ。




 我慢に我慢を重ねた排尿は、それはそれは、女性でも男性でも、それはとびきりの快感なのだ。






 ましてやそれを、ブッかけレディが俺のために頑張ってくれたかと思うと、ジュニアのご起立がマウント・富士のごとくあろうというものだ。






 さあ、ブッかけレディよ、あんたは誰だ。

 さあ、ブッかけレディよ、あんたはどんなだ。


 顔は可愛いのか、おっぱいは大きいのか、腰はくびれているのか。



 顔はどうでもいいし、おっぱいも小さくても怒らないし、腰は太いほうが俺は好きだ。




 もちろんお尻はおっきくなくては困るし、あんたのジャングルはおしっこの時に濡れそぼって、つやつやしてくれた方が俺は大好きだ。




 さあジュニアよ、いざちんしこに参ろう。

 さあジュニアよ、レディの心意気に応えよう。


 煮詰まったおしっこを、トイレット・ペーパーに染み込ませ、熟成させて、俺に捧げた彼女を称えよう。



 花園の奥の秘密の花摘みの、誰にも知られたくないはずの姿態をさらして、頬の赤らんだ彼女を悦ばせてやろう。




 さあジュニアよ、今こそちんしこに参ろう。






 さあ、ブッかけレディよ、あんたはいったい、どんな、どこの誰だ――!






 むくり――ジュニアがいきり立つ。

 そろり――俺はジュニアを慰める。


 ぐびり――喉を鳴らして唾液を飲み込む。



 おもむろに、便器に顔を突っ込んで、レモン色のそいつにキスをする。



 おう、こいつは素晴らしいファースト・キスだ。

 ファースト・キスは甘酸っぱい、レモンの味だというやつとは、俺はよい黄金水が飲めそうだ。


 間違いなく、そいつはレモンの色で、レモンのように甘酸っぱかった。



 ツンとしたアンモニア臭は、ブッかけレディから放出された生のままで、一晩かけて培養されて、樽から汲んだばかりのワインの、まるでその上澄みみたいだ。




 ペーパーをそのまま口に運んで、30回も咀嚼して、胃に流し込んで血肉に変えてやりたかったが、すんでで俺は我慢した。




 食うわけにはいかない、そのペーパーを。

 今は食うわけにはいかない、そのペーパーを。


 俺はまだまだレベルが足りないので、食っては多分腹を壊すし、食うよりももっと大切なことがある。



 ジップロックに保存して、ちびちびお茶請けの菓子にしたい気持ちもあるが、食うよりももっと大切なことがある。



 気持ちに応えるんだろ、ちんしこマンよ。

 盛大にブッかけるんだろ、ちんしこマンよ。


 気持ちに応えるんだろ、ちんしこマンよ。



 せっかく寸分たがわぬ大きさで、寸分たがわぬ場所に忍ばせたブッかけレディに、おまえは応えてやるんだろ――?



 ならば、俺もまた、いつも通りちんしこするだけだ。

 いつも通り、便座の蓋にブッかけ、貯水タンクにブッかけ、便座にブッかけるんだ。


 おしっこ・ペーパーと寸分たがわぬ大きさに折りたたみ、トイレットペーパーで便器にザーメンを塗ったくり、足りなくなったと追加するんだ。



 ペーパーホルダーにも、スライド式の鍵にもぶっかけ、スポーツ少女たちを妊娠させるべく、ちんしこジュニアのジュニアたちを、数億も数十億も数百億も、これでもかというくらいに、ブッかけレディのお腹の中のペットボトルを満タンにするくらいに、唯々諾々と放出するんだ。



 一般的に、成人で膀胱の容量は、300~500mlだそうだ。

 小さくたたまれたレモン色のそれには、だからブッかけレディのおしっこの、300~500mlも染み込んでいるのだ。


 貴婦人膀胱と呼ばれる、驚異的な要領の持ち主が彼女だとすれば、なんと1000mlも、そのおしっこ・ペーパーには染み込んでいるのだ。



 芳醇にして極上!




 極上にして絶対!






 絶望的に追い詰められた戦場で、黄金聖水の雨が降り注げば、黄金色の虹が奇跡を呼ぶ!






 そこから逆転が始まるだろう。

 すべての劣勢が覆るだろう。


 四戦先勝の日本シリーズで、三戦先に奪われていても、一息に奪い返すことができるだろう。



 誰が言ったか、ロッテより弱い――!




 そのくらいの夢や希望や汗や涙や、少女のすべてが詰まっている――!




 そのおしっこ・ペーパーに、俺は俺のザーメン・ペーパーを重ねる。

 俺は俺で、ザーメンタンクをフル回転させて、全力ですべてを出し切る。


 一度の射精では、ティースプーン一杯分の約2mlの放出だそうだが、ならば俺は、200ml出してやる。



 射精を3度も4度もすれば、一時的に精液は空っぽになるらしいが、ならば俺は、十回も二十回も出してやる。




 そしてそいつを塗りこんで塗りこんで塗りこんで、ザーメン便器を作り上げて、ザーメン個室を作り上げて、ザーメン・ペーパーを作るのだ。






 そしてそいつをおしっこ・ペーパーに重ねることで、それがブッかけレディへの返答になるのだ――!






 ブッかけレディの、一リットルの情熱。

 ちんしこマンの、一リットルの情熱。


 ブッかけて、ブッかけられる、黄金聖水とおちんちんミルク。



 ブッかけレディの、ちんしこマンの、一リットルの情熱。




 重なり合うことで、ブッかけられて、ブッかける、追体験的にお互いの欲求を満たす。




 それがちんしこマンだろ?

 それがまんずりガールだろ?






 それが、顔も名前も知らない、腰の太いお尻の大きい、ブッかけレディだろ――?






 ジュニアよ、いきり立て。

 ジュニアよ、唸りを上げろ。


 ジュニアよ、いきり立て。



 レッド・ツェッペリンの激しいギターのリフのように、ギャンギャン喧しく耳に残るように、永遠にとどまり続ける劣情のように、かき鳴らすのだちんしこマン!




 ちんしこマンよ、ちんしこジュニアよ、唸りを上げていきり立て!




 ぎゅうんぎゅうんと、音がするようだ。

 髪を振り乱して、ステージ上のロックスターのようだ。


 ぎゅうんぎゅうんと、音がするようだ。



 びくびくびくんと、ジュニアが震えて、震え上がった。




 さあちんしこジュニアよ、雄たけびを上げて、ビルボードの頂点に躍り出るのだ。




 さあ、ブッかけレディよ、あんたは誰だ。

 さあ、ブッかけレディよ、あんたはどんなだ。


 顔は可愛いのか、おっぱいは大きいのか、腰はくびれているのか。



 顔はどうでもいいし、おっぱいも小さくても怒らないし、腰は太いほうが俺は好きだ。




 もちろんお尻はおっきくなくては困るし、あんたのジャングルはおしっこの時に濡れそぼって、つやつやしてくれた方が俺は大好きだ。






 さあ、ブッかけレディよ、俺はあんたの理想の、あんたの情熱的の、最高にクールなちんしこマンになれたかい?






 ちんちんをしこしこする時に、向こう側にいる誰かとは、最も最重要な要素だ。

 何度か語ったとは思うが、俺は単に洋式便器が好きなのでなく、女子トイレだからいいのだ。

 女子トイレの洋式便器だから、そこに名も知れぬ女性が座ったという事実があるから、だからこそいいのだ。


 ちんちんをしこしこする時に、むこう側に居る誰かとは、だから最も最重要な要素だ。



 校舎とグラウンドの境界の、狭間のような聖域の女子トイレでも、それは同じことなのだ。




 俺はいつだって、ハニーと接触したスポーツ少女を想い、愛情の数だけだくだくと、ザーメン・スプラッシュ・スプリンクラーになるのだ。






 俺はいつだって、ハニーと接触したブッかけレディを想い、愛情の数だけだくだくと、ザーメン・スプラッシュ・スプリンクラーになるのだ。






 さあジュニアよ、いざちんしこに参ろう。

 さあジュニアよ、レディの心意気に応えよう。


 煮詰まったおしっこを、トイレット・ペーパーに染み込ませ、熟成させて、俺に捧げた彼女を称えよう。



 花園の奥の秘密の花摘みの、誰にも知られたくないはずの姿態をさらして、頬の赤らんだ彼女を悦ばせてやろう。




 さあジュニアよ、今こそちんしこに参ろう。




 それはおよそ、不特定多数である。

 それはいつも、だいたい漠然としている。


 誰かの顔と誰かの胸と、誰かの腰と大きなお尻と、警察が犯人を捜すモンタージュのようである。



 特定の誰か、可愛い子ちゃんでちんしこすることもあるが、それは滅多にないことである。




 誰かたちが使った洋式便器で、ひとつの偶像にこだわることは愚の骨頂で、俺はハニーたちをすべて、すべて、すべて、全員を愛しているのである。




 ただ、今度ばかりは状況が違った。

 今度ばかりは、相手はひとりなのだ。


 どこの誰とも知らないが、俺を想ってブッかけようと、俺を想ってブッかけられようと、レディがそこに座っているのだ。



 俺に向けられた熱い視線――否、飛沫を上げた尿道口に、俺は応じねばならんのだ。




 ふく――と穴の広がって、黄金色の聖水の放出するのを、甘んじて俺は、受け入れなければならんのだ。






 尿道口に無理やりに、ちんしこマンのちんしこジュニアの、つるんとした頭のてっぺんを宛がって、ずぐんとぶち込むみたいにぶち込むみたいに、甘んじて俺は、あんたは誰だいブッかけレディーー!






 だぁん――と、弾丸みたいにブッ飛んだ。

 便座の蓋の裏側に、撃ちぬくはずの弾丸は、勢い余って飛び越えた。


 噴水みたいなザーメン・ズプラッシュ・スプリンクラーは、貯水タンクの予備のペーパーにどろどろ垂れ下がって、生娘を手籠めにしたみたいな気分に俺はなった。



 多量に多量に射精して、何度も何度も射精して、ザーメン・ペーパーはぎとぎとで、ザーメン・ペーパーはべたべたで、いつもよりもずっと重量感があった。




 俺はそっと、ブッかけレディのおしっこ・ペーパーに、セックスみたいにそっと、ザーメン・ペーパーをそっくり重ねた。




 そして満足して、女子トイレを出る。

 そして満足して、穴掘りっく・捨てロイド部の朝練を終える。


 そして満足して、女子トイレを出る。



 朝の登校の列に混じって、ブッかけレディがいやしないかと、いつもよりも俺はそわそわ探す。




 あとは明日、俺の返事にブッかけレディの心の子宮が、疼いたかどうかを確認するだけだが――。



 天国にいる神様あんたが、意地悪さえしないでくれれば、俺は別にどうだっていい。

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