絶対小説 ~読めば文豪になれる小説~

作者 海野ハル

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★★★ Excellent!!!

小説とはどうあるべきなのか、作者は皆考え、悩んでいる。
それはこの作品の登場人物も同じだ。できるなら良い作品を書きたいと願う主人公も、全ては金のためとうそぶくマクガフィンもそうだろう。
そんな悩める作者たちを惹きつけてやまないのが、読んだものに比類なき文才を授けるという原稿だ。魔術的な力を借りようとも、作者なら世間に拍手喝采される作品を生み出したいと切望している。そんな欲望が、少しづつ主人公を取り巻く世界を侵食しはじめる。
この作品は、プロアマを問わず、およそものを書くすべての人の心に刺さる苦さ、世知辛さに満ちている。作者なら目が離せないだろう。

★★★ Excellent!!!

>彼女の口から排出された二酸化炭素と、ぼくの口から排出された二酸化炭素が空気中で混じりあう。

この一文でビビビッとなってしまい、衝動的に☆を3つ投げ入れていました。
ドグラマグラとタグにある通り、徐々に読者も主人公も混沌の渦に巻き込まれていくでしょう。
完結がとても楽しみな作品です

★★★ Excellent!!!

どこか童貞臭さを覚える兎谷三為先生
先輩風をふかすがヘタレそうな文芸オタクの金輪際先生
金輪際先生の妹でオカルトが好きな美人女子大生のナタデココ☆らぶげっちゅさん
独り身金髪姫カット占い師の僕様ちゃんさん

そして、百年前の文豪の欧山概念



まだ1-3までしか呼んでいませんが、この時点で既に魅力的でファンキーな登場人物ばかりです。
この後に出てくるであろう、河童や読者サークルもどんな厄介な人達なのかとても気になりますね。

絶対小説を巡る、童貞臭い兎谷三為先生の物語。
続きを楽しみにしています。