Sections[3] = Team.CanRescue(HOSXI); //そのホシの輝きを

Episodes[0] // ……!


 午前三時。

 技術復興省ハリマ庁舎 第一仮眠室。



 はしごが軋む音に、忠志は目を覚ました。


 いつもより小刻みに軋み、しかも長い時間に渡っている。しかし、どうやら地震ではないらしい。夢だろうか。忠志は再び眠りに落ちる。


 ドスンという音に忠志は再び目を覚ました。


 やはり夢ではない。眠い目をこすりながら忠志は身を起こした。


「……ホシさん?」


 その時、カーテンが開き、黒い影が現れた。その影はふらふらとしながら忠志のベッドに転がり混む。忠志はそのまま押し倒された。


「えっ!?」

 

 非常灯の僅かな灯りに、ぼんやりと浮かぶ白い肌。この華奢な肩は……ホシだ。

 その息が荒い。


「え、ちょ……」

 

 どうしたというのだ。


 忠志は、ホシの肩のあたりで手をホバリングさせたまま、困惑していた。ホシの体温をほぼ全身で感じる。それにホシは明らかに下着姿だ。


 確かにこの手の展開を望んでいなかったといえば嘘になる。しかし、突然なんだってこんな。


 ホシは全く身動きせず、ただ、熱い吐息を――。



 いや、違う。

 ホシの様子がおかしい。

 あっという間に忠志の服はホシの汗でずぶ濡れになった。これは尋常ではない。


「……!」


 忠志は、ハッとしてホシの額に手を当てた。


――熱い。


 忠志は飛び起きた。


 どうにかホシの下敷き状態から脱すると、目を背ける振りをしながら、忠志の白衣でホシの身体を覆った。


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