日記

作者 大河

6

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★★★ Excellent!!!

ノベルゲーというゲームのジャンルがある。
 
プレイヤーがテキストを読み進めていく形で、物語が進展し、時には選択肢やミニゲームを通して物語をすすめていく形式のゲームだ。
 
それは主にPCを媒体とした18禁ゲームとして売り出され、ひとつの大きなうねりをつくった。
 
テキスト、音楽、演出、あるいはメタ的な手法をふんだんにおもしろおかしくすることで、エロゲ(ノベルゲ)は凄まじい没入感をつくりだす。
 
さて。
この日記。
 
そのノベルゲ的な演出が小説でありながら匠に盛り込まれている。
連作短編という形式を利用することで、
「クリックした瞬間に画面が一気に変化する」
ことを擬似的に再現するだけでなく、
一人称による主人公のどこか韻をふんだテキスト展開は、読者のテンポを支配し、脳内にさまざまなBGMを展開させる。 
 
そうして、何より。
さまざまな少女の痛みにふれていく、この物語の構成はどこかルート(IF)を選ぶノベルゲじみている。
少女たちの物語を展開しながらも、その実、多面的に主人公の内面を掘り下げるというノベルゲー的な物語の構成でもあるということだ。 
 
故にこそ、この作品の評価は最後の一人(グランド)と、そして、この主人公の選択・そのあり方によって大きく分かれることだろう。

その最後に描かれる絵が即興のものであれ、緻密なものであれ、その完成が非常に待ち遠しい作品である。

★★★ Excellent!!!

現在、小学3年生まで読了。
「ぼく」の視点で進められる物語は夏休みから始まる。
ぼくとさえちゃんの夏休みは穏やかに清らかに進んで行く。しかし、その夏が終わるとき2人の間に謎がうまれる。果たしてこれから「ぼく」は、さえちゃんはどうなるのか。
読む時間はかからずサクサク進めます。不思議な小学生たちの物語、ぜひ読んでもらいたい。